いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

┃┗ 劇場アニメ

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年) -★★★☆☆-

意識高い系の批評家連中には酷評されたが、観客には大ウケで世界中メガトンヒットを記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』がアマプラに加わったので観る。 映画は徹頭徹尾、観客を楽しませる事に特化しており、お子様も安心して楽しめる王道の…

『君たちはどう生きるか』(2023年)

御年82歳の宮崎駿監督が長編作品引退を撤回し取り組んだ『君たちはどう生きるか』を観る。 スタジオジブリ一社出資による実質「自主制作映画」であり、故に「宣伝なし」という鈴木Pの奇策に誰も口出しできず、それでもご存じの通り大ヒットとなったもんだか…

『青春ブタ野郎は ゆめみる少女の夢を見ない』(2019年) -★★★★★-

新作映画が好調の青春ブタ野郎シリーズの1つ前の劇場作品『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を今更観る。 この作品ラノベ然としたタイトルもあって誤解されがちだが、中身は凄くよく出来たSFライクな青春群像劇で、少なくとも萌えキャラの一挙手一…

『劇場版 呪術廻戦 0』(2021年) -★★★☆☆-

公開から丁度1年経った昨日からアマプラで配信開始された『劇場版 呪術廻戦 0』をクリスマス期間に鑑賞。原作未読・テレビシリーズ履修程度で、原作にそこまで強い思い入れの無い人間の戯言なので軽く流して欲しいのですが、興行収入百数十億円のメガヒット…

『すずめの戸締まり』(2022年) -★★★★★-

ジャンプ作品の台頭で感覚が麻痺しているが当時ジブリアニメ以外で興行収入100億円の大台を超えるのは大事件だった『君の名は。』の新海誠監督が『天気の子』以来、3年ぶりに手掛けた最新作『すずめの戸締まり』がいよいよ公開。 端的に言えば「災いを封じた…

『映画 ゆるキャン△』(2022年) -★★☆☆☆-

映画館での上映終了から間髪入れずアマプラ入りした劇場版『ゆるキャン△』を観る。 事前情報を一切仕入れなかったもんで登場人物が全員社会人になってからの話でビックリ。学校を卒業し別々の仕事に就き離れ離れになった野クルの面々が「ここをキャンプ地と…

『花の詩女 ゴティックメード』(2012年)

稀代のデザイナーとして国内外に多くのファンを持つ永野護さんが原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画・全デザインを手掛け、少数制作にも拘わらずハリウッド基準の音響と12Kとも言われる映像美によって、未だにソフト化がされていない伝説の作品『…

『コードギアス 復活のルルーシュ』(2019年) -★★★★★-

気付けば放送開始15周年を迎え、ソシャゲの配信も好調らしい『コードギアス』。私の中でこの物語は『R2』で完結しており、その後の展開は前日譚の『亡国のアキト』を除いて追わずに来たのですが、この『復活のルルーシュ』だけは完全新作という事で前々から…

『竜とそばかすの姫』(2021年) -★☆☆☆☆- (ネタバレ含む)

本来なら『金ロー』で放送しアマプラ配信という流れだったのが特番で飛んで配信が先になった『竜とそばかすの姫』を観る。ポスト宮崎駿と目されるも、ここ最近の執拗な家族ネタが全く響かず倦厭していた細田守監督が久し振りにエンタメに回帰してくれたよう…

『プロメア』(2019年) -★★★☆☆-

観よう観ようと思いながら積んでいた今石洋之(監督)×中島かずき(脚本)コンビが3度目のタッグを組んだ『プロメア』を今更ながら鑑賞。 炎を操る新人類バーニッシュの出現によって起こった世界同時大炎上事件。それを機にバーニッシュは人類の敵と見做され両者…

物語の復習を兼ねて『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』を観る。

全世界独占配信などと大々的に宣伝しておきながら中途半端なところで終わった『攻殻機動隊 SAC_2045』の続きが近々ようやく配信されるので、繰り返し観る気にもなれず軽く忘却した1stシーズンを思い出す為に総集編映画『持続可能戦争』を観る。 内容は「ポス…

『バブル』(2022年) -★☆☆☆☆-

企画・プロデュース:川村元気『君の名は。』『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』×監督:荒木哲郎『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』×脚本:虚淵玄『魔法少女まどかマギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』×キャラクターデザイン:小畑健『デスノー…

『空の青さを知る人よ』(2019年) -★★★★☆-

『とらドラ!』『あの花』『ここさけ』に続く長井龍雪(監督)×岡田磨里(脚本)×田中将賀(キャラクターデザイン)トリオによる『空の青さを知る人よ』のアマプラでの配信期間が本日で終了するので滑り込み鑑賞。 同じ男の子に好意を抱いていた姉妹の前に、成長し…

『地球外少年少女』(2022年)

数々の名作アニメに参加してきたスーパーアニメーター・磯光雄さんが『電脳コイル』以来、実に15年振りに手掛けた監督作『地球外少年少女』が劇場公開と同時にネトフリで配信されたので鑑賞。 キャラクターデザインに吉田健一さん(『OVERMANキングゲイナー』…

『劇場版 SHIROBAKO』(2020年)

元JAXA職員よろしく内情に詳しい人間には「こんなのリアルじゃない」とマジレスされる、夢と希望とフィクションを交えながらアニメ業界の内幕を描いたヒット作『SHIROBAKO』の劇場版を遅ればせながら鑑賞。 TVシリーズの大団円から数年。社運を賭けた元請作…

『楽園追放-Expelled from Paradise-』(2014年)

観たいと思いつつ機会を逃し続けてきた『楽園追放-Expelled from Paradise-』がYouTubeで期間限定無料公開されているので今更ながら鑑賞。 監督:水島精二(『機動戦士ガンダム00』)×脚本:虚淵玄(『魔法少女まどかマギカ』『psycho-pass』)×キャラクターデザ…

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(2021年)

COVID-19の影響で二転三転し、ようやく日の目を見た『閃光のハサウェイ』。思えば村瀬修功監督は前作『虐殺器官』でも制作会社の倒産という憂き目に遭っていますが、毎回そうした現場の混乱を感じさせないクオリティに仕上げてくるのは流石という他ありませ…

『HUMAN LOST 人間失格』(2019年) -★☆☆☆☆-

「恥の多い生涯を送って来ました」の一節で知られる太宰治の『人間失格』をSFダークヒーロー物に大胆アレンジした『HUMAN LOST 人間失格』をアマプラで鑑賞。 知識としては知っていても原作をきちんと読んだことがないので、改変の是非を語る事は出来ないの…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』 (2019年)

「某新劇場版」越えは無いとしても、完結まで足掛け4年掛かった『機動戦士ガンダムUC』の記録は既に突破している『ガールズ&パンツァー 最終章』の第2話がネトフリに来たので鑑賞。 前回良いところで終わった対「BC学園」戦後半。不仲ブラフで油断させ流れ…

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song (2020年)

商業媒体としては最初の「Fate」である「stay night」の第3にして最後を飾る「桜ルート」を『劇場版 空の境界』からTYPE-MOONと蜜月関係が続くufotableが映像化した劇場三部作最終章。 最後の一線を越え堕ちてゆく間桐桜。彼女だけの正義の味方である事を選…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(2021年) [軽微なネタバレ含む]

covid-19による延期があったとは言え前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から9年振りに公開された続編にしてシリーズ完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』。 先行上映されたアバンの戦闘を経て、荒廃し切った終末世界から命の輝きに満ちた暖かな世界への…

『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(2019年)

近年のリバイバルブームで2019年に劇場公開された『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』がネトフリに来たので鑑賞。 舞台こそ現代の新宿にアップデートされていますが登場人物は別段年を取っておらずメインキャストも丸っと続投する超豪華な…

『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』(2019年)

アマプラやネトフリを差し置いてAbenaTVに『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』が来たので鑑賞。 アラサーオタク的には予告を観た時から90年代夏に毎年角川系アニメと二本立てでやっていた『スレイヤーズ』の映画版(ナーガが出てくる奴)的な匂いを…

『泣きたい私は猫をかぶる』(2020年) -★★★☆☆-

当初、映画館での上映計画があったもののCOVID-19の所為でNETFLIX独占配信と相成った『泣きたい私は猫をかぶる』を鑑賞。 複雑な家庭環境の反動から学校では常に明るくムードメーカーとして振る舞い、クラスメイトから煙たがられている少女が、素直に言葉に…

『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』(2012年) -★★☆☆☆-

若手人気声優が演じるCLAMPキャラを惨殺し、人間ミキサーや踊り食いなどやりたい放題で完全に放送事故だったテレビシリーズに嫌悪感しかなかった『BLOOD-C』の劇場版を重い腰を上げようやく鑑賞。 「今回もまた酷いものを見せられるんだろうなぁ…」と覚悟し…

『GANTZ:O』(2016年) -★★★☆☆-

別段原作ファンという訳でもなく、シリーズを追ってもいなかったけど、ネトフリでふらっと観たら完成度が高くて唸らされた『GANTZ:O』。 原作が一番盛り上がっていた「大阪編」を下敷きに、桑原和男などヤバいキャラを削るなど改変を施しつつ、一本の独立し…

『攻殻機動隊 新劇場版』(2015年)

近々ネトフリで新作の配信が始まるので、その前に棚上げしていた『攻殻機動隊 新劇場版』を今更チェックする。 タイトルだけ見れば押井守監督が手掛けた『GHOST IN THE SHELL』を『ヱヴァ新劇場版』よろしくリビルドしたような印象を受けますが、実態は既に…

『GODZILLA 星を喰う者』(2018年) -★★★☆☆-

虚淵玄さんが脚本を手掛けたCGアニメーション版ゴジラ三部作完結編。巷ではくそみそに叩かれているので、どんな酷い内容かと思いきや普通に面白くて、長く続いている人気シリーズに付き纏う頭の固い原理主義者は嫌だなぁ~と改めて痛感した次第である。 人間…

『GODZILLA 決戦機動増殖都市』(2018年) -★★★☆☆-

ネトフリに入ったので第一章以降、棚上げになっていた通称アニゴジ三部作を消化する。 生態データを分析し、僅かな装備でやっとの思いで倒したゴジラが実は亜種で、2万年もの間、生態系の頂点で成長を続けた始祖ゴジラが圧倒的な力を振るい主人公のハルオを…

『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』(2018年)

YouTubeのガンダム公式チャンネルで無料配信されたので鑑賞。『ガンダムUC』と同じ福井晴敏さん原作かつ、正統続編として位置づけられた作品ですが、残念ムードが漂っていたPVから受けた印象通りなんとも微妙な出来でした。 何をおいても映像面のクオリティ…