いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

物語の復習を兼ねて『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』を観る。

全世界独占配信などと大々的に宣伝しておきながら中途半端なところで終わった『攻殻機動隊 SAC_2045』の続きが近々ようやく配信されるので、繰り返し観る気にもなれず軽く忘却した1stシーズンを思い出す為に総集編映画『持続可能戦争』を観る。

内容は「ポスト・ヒューマン」絡みのエピソードを抽出し纏めただけなので物語自体に変化はなし。
ただ厄介ごとに首を突っ込むことに定評のあるトグサくんが「どこ行くねーん!」して終わった配信版と違い、ラストでその少し先と2ndシーズンのダイジェスト映像が流れるオマケはありました。

昨今流行の胡散臭い「SDGs」なんかより先に「サスティナブル」というワードを聞いたのが本作だったりと相変わらず先見の明はあるのだけど、やはりこのCG表現というのは多くのファンが望んでいたところだったのかという疑問は残る。

事実、本作と同じスタッフによって制作中の『ブレードランナー:ブラック・ロータス』(動画↑)のコメント欄にも、渡辺信一郎監督の『ブレードランナー ブラックアウト 2022』(動画↓)のスタイルで観たかったという声が散見し「日本アニメ」に求めるのはやはり後者なのではないだろうか?。

CG表現そのものを否定する気はないが、神山健治&荒牧伸志監督作品は『ULTRAMAN』からこっちビジュアルの進歩が感じられず、その間に海外の会社が作った『Arcane アーケイン』(動画↓)なんかの方がよっぽどエポックメイキングで凄いと感じる。

ハリウッドにも多大な影響を与えてきた『攻殻機動隊』というコンテンツで世界を驚かす事が出来なくなっては「日本アニメもオワコン」と言われても仕方がないし、そうじゃなくてもこのシリーズは直近の『ARISE』で失敗している訳だから、2ndシーズンではなんとか持ち直して欲しいものだ…(;一_一)

P.S.
この記事を書くにあたっていろいろ調べて「SACシリーズ」で長年、荒巻大輔役を演じてきた阪脩さんが降板し、後任が中博史さんになる事を知りました。
ご高齢なので仕方がないのですが、こんな中途半端なところでオリジナルメンバーが離脱してしまう事が残念でなりません…。