いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『映画 ゆるキャン△』(2022年) -★★☆☆☆-

 

映画館での上映終了から間髪入れずアマプラ入りした劇場版『ゆるキャン△』を観る。

事前情報を一切仕入れなかったもんで登場人物が全員社会人になってからの話でビックリ。
学校を卒業し別々の仕事に就き離れ離れになった野クルの面々が「ここをキャンプ地とする!」ならぬ「ここをキャンプ場にする!」という大垣の計画に巻き込まれ、荒廃した山奥の土地を開拓する、まさかの「DASH村」展開!!!。

5人で協力して草を刈ったり、ショベルカーを運転して整地したり、廃屋を改修したり、水道を整備したり、野生動物と戦ったり、在りし日のTOKIOの姿がだぶって思わず涙が…。

しかしコレ「ゆる(い)キャン(プ)要素どこ行った?」って感じで、原作者監修なのでお墨付きなのだろうが、そもそも学生の部活動と違い社会人が各々仕事しながらこれだけの事をできるのか?orやる必要があるのか?という疑問が尽きない。
これがテレビ番組の企画ならまだしも、市の観光開発の一環を素人に任せっ切りってマズくないか?。

恒例の「飯テロ」描写を除けば完全に「お仕事アニメ」に鞍替えしているが、その解像度は恐ろしく低く、個人的にマンションのドアを叩く配達員や、県外のタクシーは大丈夫なのに地元の人間が辿り着けないキャンプ場など「変」な部分ばかり目についてしまい最後まで物語に入り込めなかった。

無理に背伸びした結果「なんですか、これ」状態になってしまい、これなら『映画けいおん!』みたく野クルで海外旅行に行くか、『水曜どうでしょう』的珍道中キャンプ旅を描いた方が良かったのではないだろうか?。