いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

┣▼映画レビュー

『シティーハンター』(2024年) -★★★☆☆-

古くはジャッキー・チェン主演の似ても似つかない香港版、そして原作に忠実だった愛に溢れたフランス版を経て、ネトフリ案件として満を持してここ日本で制作された実写版『シティーハンター』を観る。 近年の流れでてっきりドラマフォーマットなのかと思いき…

『SISU/シス 不死身の男』(2022年) -★★★☆☆-

敵兵も泣いて逃げ出す伝説の老兵を怒らせたナチ共が地獄を見る、フィンランド発のバイオレンスアクション『SISU/シス 不死身の男』を鑑賞。 『ドント・ブリーズ』のスティーヴン・ラングを彷彿とさせるジジイが、愛犬を撃たれて『ジョン・ウィック』みたくブ…

『ザ・プレデター』(2018年) -★★☆☆☆-

単独タイトルとしてはシリーズ4作目で、監督は1作目でプレデターと戦った俳優出身のシェーン・ブラックが担当した『ザ・プレデター』がプライムビデオに加わったので鑑賞。 実刑を食らった訳アリ軍人たちがひょんな事からチームを組んで迫りくるプレデターと…

『グランツーリスモ』(2023年) -★★★★☆-

先日まで行われた日本GPに合わせてか、日本生まれの人気ゲーム『グランツーリスモ』の実写版がアマプラに加わったので鑑賞。 レース自体を楽しむ他ゲームと違い、実際の車の挙動を限りなく再現したシミュレーション要素の強い原作を実写化すると聞いた時は「…

『哭声/コクソン』(2016年) -★★★☆☆-

感情論を抜きにすれば、一昔前の日本映画のような野心的なタイトルが多い近年の韓国映画界。この『コクソン』もそんな一作で、鈍器で頭をガツンと殴られるようなパワフルさと、見るものを煙に巻き混乱させる難解さを併せ持った怪作である。 韓国の片田町で続…

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年) -★★★☆☆-

回を増す毎にパワーアップし興行収入記録を更新し続けるキアヌ・リーブス主演の人気シリーズ第4弾。 これまでは割とちゃんとしたドラマがあったのだが、今回はいよいよ「アクション」が「手段」ではなく「目的」と化して一線を越えた印象。 砂漠でのチェイス…

『M3GAN ミーガン』(2022年) -★★★☆☆-

『パージ』『ゲットアウト』のジェイソン・ブラム、『SAW』『死霊館』のジェームズ・ワンという低予算ホラーの名手がタッグを組んでプロデュースした『M3GAN ミーガン』を観る。 端的に言えばA.I.版「チャイルド・プレイ」で、両親を事故で喪い塞ぎ込んだ姪…

『オペレーション・フォーチュン』(2023年) -★★★☆☆-

ガイ・リッチー×ジェイソン・ステイサムがまたまたタッグを組んだ『オペレーション・フォーチュン』を観る。 無関係な人間が死にまくりの陰惨な復讐劇だった直近の『キャッシュトラック』に対し、今回はポップでウィットな軽いノリの諜報員(スパイ)物で印象…

『炎のデス・ポリス』(2021年) -★★★☆☆-

ジョー・カーナハンが『ジョン・カーペンターの要塞警察』あるいはそのリメイク作『アサルト13 要塞警察』リスペクトで制作した(としか思えない)邦題が珍妙過ぎる『炎のデス・ポリス』を観る。 荒野の警察署に逃げ込んだ曰く付きの詐欺師を狙いサイコな殺し…

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年) -★★★★☆-

第95回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞など7部門を受賞した話題作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観る。 ここ数年ハリウッドは非白人を起用した作品を不自然に持ち上げ意識高い系にアピールする「ごますり」が大ブー…

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年) -★★★☆☆-

意識高い系の批評家連中には酷評されたが、観客には大ウケで世界中メガトンヒットを記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』がアマプラに加わったので観る。 映画は徹頭徹尾、観客を楽しませる事に特化しており、お子様も安心して楽しめる王道の…

『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年) -☆☆☆☆☆-

ライアン・レイノルズとタッグを組んで『デッドプール』をスマッシュヒットさせたティム・ミラー監督が、ジェームズ・キャメロン主導のもとリンダ・ハミルトン(とエドワード・ファーロング)をカムバックさせ「『T2』の正統な続編」と銘打って大々的に公開す…

『モスル ~あるSWAT部隊の戦い~』(2019年) -★★★☆☆-

世界の関心がウクライナ、そしてパレスチナへと移り換わりイラクが忘却されつつある今このタイミングでルッソ兄弟がプロデュースした2019年の実録戦争映画『モスル ~あるSWAT部隊の戦い~』を観る。 スタッフに関しては欧米中心だがキャストは無名の役者を…

『65/シックスティ・ファイブ』(2023年) -☆☆☆☆☆-

難破した宇宙船が不時着したのは白亜紀の地球でそこらじゅうウヨウヨしている恐竜を退けながら巨大隕石衝突までにこのけったいな惑星から脱出を試みるというサム・ライミ制作×アダム・ドライバー主演の『65』を観る。 てっきり未来人がタイムリープしてリア…

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023年) -☆☆☆☆☆-

低迷していたシリーズを「勧善懲悪の強盗アクション」として立て直したジャスティン・リンが撮影開始早々監督を投げ出すなど本編では「ファミリーの絆」を尊ぶ割に制作現場のトラブルが絶えない『ワイルド・スピード』最新作がアマプラ入りしたので観る。 も…

『REBEL MOON パート1: 炎の子』(2023年) -★☆☆☆☆-

圧倒的なビジュアルセンスで観客の度肝を抜いた『300 〈スリーハンドレッド〉』や『ウォッチメン』で名を馳せるも、その後は『マン・オブ・スティール』を含めパッとしないザック・スナイダーが、『スター・ウォーズ』の派生タイトルとしてスタジオに売り込…

『コンティニュー』(2021年) -★☆☆☆☆-

『NARC ナーク』で注目を浴び『ミッション:インポッシブル3』の監督に内定するも降板し、起死回生の『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』もイマイチヒットせず、以降は小粒な作品を手掛けるジョー・カーナハン監督の『コンティニュー』がアマプラに加わっていたの…

『ザ・キラー』(2023年) -★★☆☆☆-

ネトフリ専属契約中のデヴィッド・フィンチャー監督がマイケル・ファスベンダーと初タッグを組んだ最新作『ザ・キラー』の配信が始まったので観る。 緻密なルーティンワークと淡々としたモノローグで殺しのいろはをとつとつと語る凄腕オーラを出しまくりな主…

『ゴジラ-1.0』(2023年) -★★★★★- (ネタバレほぼ無し)

シリーズ生誕70周年にして国内実写作品第30弾という記念タイトル『ゴジラ-1.0』がいよいよ公開。 日本の現役監督の中で最もVFXを熟知していると同時に、当たり外れが激しく最近は悪評の方が目立つ山崎貴という人選から期待と不安半々だったが、結果から言え…

『ザ・クリエイター/創造者』(2023年) -★★★☆☆-

低予算映画『モンスターズ』を切っ掛けに『GODZILLA』に大抜擢され、その後『ローグ・ワン』と有名タイトルを立て続けに手掛けたギャレス・エドワーズ監督が原点に立ち返り制作したオリジナルSFムービー『ザ・クリエイター/創造者』を観る。 AIがロサンゼル…

『ガンパウダー・ミルクシェイク』(2021年) -★★☆☆☆-

『キル・ビル』と『ジョン・ウィック』と『キングスマン』とジョン・ウーの二丁拳銃と、日本の時代劇&任侠映画と、ニコラス・ウィンディング・レフンの色調をミックスしたような『ガンパウダー・ミルクシェイク』を観る。 クエンティン・タランティーノよろ…

『ベイビーわるきゅーれ』(2021年) -★★★☆☆-

単館上映で好評を博した阪元裕吾監督の『ベイビーわるきゅーれ』が各種サブスクに加わったので観る。 同監督の『ある用務員』に登場した「JK殺し屋コンビ」を主人公にしたスピンオフという事だが、元の作品を観ていなくても問題なく楽しめる。 掃除屋が暗躍…

『プロジェクトX-トラクション』(2023年) -☆☆☆☆☆-

Wikipediaによると2018年には撮影が終了していたもののパンデミックで劇場公開できなくなり、中国資本で制作されたのにダブル主演のジョン・シナが他所で「台湾」を「国」と発言した結果、塩漬けされネトフリ行きとなった『プロジェクトX-トラクション』を観…

『ハート・オブ・ストーン』(2023年) -☆☆☆☆☆-

初報ではガル・ガドット主演による「女性版ミッションインポッシブル」という触れ込みだったネトフリ映画『ハート・オブ・ストーン』を観る。 奇しくも本家の新作公開直後でガチンコとなったのだが、あちらさんに比べストーリーからアクションまで何もかもが…

『タイラー・レイク -命の奪還- 2』(2023年) -★★★☆☆-

雷神を引退したクリス・ヘムズワースが筋肉ゴリラの傭兵を演じ好評を博した『タイラー・レイク』の続編を観る。 お約束の自己犠牲で任務を完遂し命を落としたかに思われた主人公が一命を取り留め、一度は引退するも身内の危機を知らされ新たなミッションを開…

『君たちはどう生きるか』(2023年)

御年82歳の宮崎駿監督が長編作品引退を撤回し取り組んだ『君たちはどう生きるか』を観る。 スタジオジブリ一社出資による実質「自主制作映画」であり、故に「宣伝なし」という鈴木Pの奇策に誰も口出しできず、それでもご存じの通り大ヒットとなったもんだか…

『青春ブタ野郎は ゆめみる少女の夢を見ない』(2019年) -★★★★★-

新作映画が好調の青春ブタ野郎シリーズの1つ前の劇場作品『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を今更観る。 この作品ラノベ然としたタイトルもあって誤解されがちだが、中身は凄くよく出来たSFライクな青春群像劇で、少なくとも萌えキャラの一挙手一…

『ビースト』(2022年) -★★☆☆☆-

各方面から次期007役に猛プッシュされているイドリス・エルバが南アフリカのサバンナで家族を守るためライオンと戦う映画『ビースト』を観る。 人間vsライオン映画と言うとことで、マイケル・ダグラスとヴァル・キルマーが共演した『ゴースト&ダークネス』(1…

『ドアマン』(2020年) -☆☆☆☆☆-

その昔、低予算で制作した『VERSUS ヴァーサス』が世界的に評価され鳴り物入りで渡米し、ブレイク前のブラッドリー・クーパー(『ミッドナイト・ミート・トレイン』)やルーク・エヴァンズ(『ノー・ワン・リヴズ』)と仕事をし、時たま日本に戻って来ては微妙な…

『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』(2021年) -★☆☆☆☆-

日本ではネトフリ映画扱いだった、中の人なのにデップーに処されたライアン・レイノルズと、「マザーファッカー」の名手サミュエル・L・ジャクソンが珍道中を繰り広げた『ヒットマンズ・ボディガード』の続編がアマプラに加わったので観る。 野郎2人に紅一点…