「某新劇場版」越えは無いとしても、完結まで足掛け4年掛かった『機動戦士ガンダムUC』の記録は既に突破している『ガールズ&パンツァー 最終章』の第2話がネトフリに来たので鑑賞。
前回良いところで終わった対「BC学園」戦後半。
不仲ブラフで油断させ流れを掴んだ相手に対し、デザインが似ているカモさん号で同士討ちを誘い戦況をひっくり返す大洗学園の意趣返しがなかなかにエグイ。
コレ現実でやったら間違いなく遺恨が残るよね…(汗)。
そんな1年半引っ張った戦いは「玉葱の歌」や「主観チェイス」など見せ場を盛り込みつつも15分足らずで決着。
そこから作画リソースを全集中したボコのテーマパークや、桃ちゃん先輩のお宅訪問。
オーストラリアの方に怒られそうな「コアラの森学園」など他チームのダイジェスト戦を挟み、「バンザイ突撃」を封印し勝ち上がった伏兵「知波単学園」が大洗学園の前に立ちはだかる。
「TVシリーズ」や「劇場版」が挑戦者として強敵に挑む王道展開だったのに対し、「最終章」は立場が逆転しているのが面白く、格下と思われた相手の意外な善戦や、様々な奇策を駆使したトリッキーな戦いの連続で観ていて飽きさせません。
ただし今回もアメリカのテレビドラマよろしく、一番良いところは次回に持ち越すクリフハンガー方式で話の収まりは悪く蛇の生殺し。
最終章は基本的にこの構成で最後まで行くのだろうか?。
待たせただけのクオリティに仕上がっているので文句は無いのですが、このペースだと人によっては完結する頃には「ガルパンおじいさん」になってしまうので、無理のない範囲でスピードアップしてくれることを願っております。