初報ではガル・ガドット主演による「女性版ミッションインポッシブル」という触れ込みだったネトフリ映画『ハート・オブ・ストーン』を観る。
奇しくも本家の新作公開直後でガチンコとなったのだが、あちらさんに比べストーリーからアクションまで何もかもがチープで虚しい何時ものダメなネトフリ映画というオチ。
物語は超優秀なスーパーコンピューターを駆使して世界の平和を守っている秘密組織がヘマをしてそのスパコンを悪党に奪われたんで大慌てで回収しようとする素人脚本。
このスパコンがあらゆるデータを解析し未来予測的な事ができるという触れ込みなのに結果をコロコロ変えるもんだから笑えるし、そもそも悪党の目論見を予見できず奪われてる時点で「ダメじゃん」と何故スタッフは気付かなかったのか?。
更にそのスパコンを初めて使う悪党はマニュアルもないのに善玉より上手くシステムを使いこなし邪魔者を排除していくのだから最高にバカっぽい。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』もそうだったが「ハッカー」とか「監視システム」が絡むと一気に知能指数下がるのどうにかならんのかね?。
ガル・ガドットのアクションにしても目新しさが無く、危険なシーンはモロ合成で本物志向のトム・クルーズとは雲泥の差。
彼女以外スター性のある俳優は不在だし、相対する悪の親玉も魅力ゼロなら、即堕ち2コマばりに改心するメスガキにもイライラしっぱなしで、薄っぺらい内容を2時間に希釈し何一つ得る物のない虚無作品でした。