いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『サマリタン』(2022年) -★★☆☆☆-

ランボー ラスト・ブラッド 』では鬼畜生どもを肉塊に変え、『ザ・スーサイド・スクワッド』ではサメ男になって人を喰いまくったスタローンが、久し振りに子供も観れるヒーロー映画?に出演したアマプラ映画『サマリタン』を観る。

悪い連中に目を付けられた少年が近所の激強爺さんに助けられ、あまりに常人離れしてるもんで「もしかして死んだはずのヒーロー"サマリタン"なんじゃね?」と疑いを持ってストーキングしたら、同じく死んだと思われた"ネメシス"を名乗る悪党が現れてその戦いに巻き込まれるというお話。

漠然と「スタローンが引退したスーパーヒーローを演じるらしい」という前情報だけ持って観たら、冒頭から「匂わせ」描写が続き「もしや…」と思ったら、その通りのオチで拍子抜け。
スリードの主張が激し過ぎて一番のサプライズがサプライズ足りえていないのは如何なものか?。

しかも「そういう展開」なのに善と悪の在り方に関する掘り下げも乏しく、物語そのものの目新しさもないときた。
アクションも平々凡々で、むしろスタローン主演作なのに悪党どもが血やモツを撒き散らしながら絶命しないので物足りなさすら感じる。

少年との交流もお約束の域を脱する事なく、何とも印象に残らない作品でした。