前々から007好きを公言していたクリストファー・ノーラン監督が満を持してスパイを題材に描く謎多き新作『TENET』の予告映像が公開されました。
額面通り受け取ればジョン・デヴィッド・ワシントン演じる主人公が組織にスカウトされ第三次世界大戦の危機を防ぐという筋書きのようですが、進行方向と逆に進む船舶、横転したところから元に戻る車、そして「これから起きる」と言い襲撃者が現れるラストカットと、これが単なるスパイ映画でない事は誰の目にも明らか。
前作『ダンケルク』が史実ということもあり状況を体験するシンプルな作りであったのに対し、今回は『インセプション』のような捻りの効いたSF作品の匂いがプンプンして知的好奇心が擽られます。
時間が巻き戻る要素はさながら『メメント』のアップデートだろうか?。
タイトルが逆から読んでも「テネット」であったり、キービジュアルやタイトルの一部が上下反転しているなど、意味深過ぎるクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET』は本国では2020年7月17日にサマームービーとして公開。
例によって日本は9月18日まで待たされる様で、こういうネタバレ厳禁な作品を2ヵ月遅れて配給とかホント下に見られたもんだよ…(-_-メ)
