いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

サプライズ配信された『サイレントヒル The Short Message』をプレイした話。

久し振りにパッケージ版を予約した『ペルソナ3リロード』が届くまで、サプライズ配信された『サイレントヒル The Short Message』をプレイした私です。
実は某訛り実況を熱心に観ていたものの自分自身でこのシリーズをプレイするのはこれが初だったりする。

初っ端こういう注意文が出てくるのだけど、時事的な意味合い含め非常にセンシティブなので、マジでプレイする人は注意した方がいいと思います。

自殺が頻発する廃墟で少女を探索するという内容なのだが、随所で自傷・虐め・虐待など、生々しい描写があってマジでエグイ。

そしてお馴染みの「裏世界」で「異形の化物」に襲われるのだが、捕まると殺されてチェックポイントまで戻されるのが「死に戻り」しているという体で表現されるのが面白い。

次第に明らかになる真実。
彼女は何故自殺したのか?。誰がメッセージを送っているのか?。どうして化物は主人公を執拗につけ狙うのか?。

短編なのでゲーム要素はほぼ皆無で、僅かな探索と謎解き、そして化物との追い掛けっこくらいなのだけど、最後のキーアイテムを探しながら怪物と鬼ごっこするパートが地味に面倒で私はかなりイライラさせられた。

見た感じ難易度設定も無いし、ある程度ゲームセンスがないとクリアは難しいかもしれない。

話の展開自体は「あるある」だが題材が題材なだけに、最後はきちんと救いが用意され私は不覚にもその美しさに「ほろり」とさせられてしまった。

スタッフロールを見るとオリジナルスタッフもきちんと関わっているようで、ゲームに愛着の無い経営陣がスポーツクラブに鞍替えする為に数々のクリエイターを追い出し人気IPを潰した、あのKOMANIに一体何が起こったのだろうか?。

そもそもこのタイトルで無料配信の短編ゲームと言えば半ば伝説と化した小島秀夫監督の『P.T.』があるのだが、その小島監督xbox陣営であのジョーダン・ピール監督と組んでリリースを予定している『OD』もまたウド・キアーの口の中に「ATAMI」のアルファベットが隠されていたり、ソフィア・リリスの瞳に映るのが『P.T.』の扉と酷似しているなど関連性が指摘されており、もしKOMANIが本当に心を入れ替え、かつての栄光を取り戻すべく真摯なゲームメーカーに回帰するつもりなのであれば、それはとても喜ばしいことなのだがはたして…。