ことゲームのゴア表現に関しては徹底規制する日本では発禁扱いで馴染みのない『モータルコンバット』の再実写化作品がネトフリに追加されたので鑑賞。
監督が無名ならスター俳優も不在。
出演者も大部分はアジア系なのだが、その多様性が意識高い系の連中に気に入られたのかコロナ禍で意外なスマッシュヒットを記録し続編制作も進んでいるのだとか?。
日本からは浅野忠信さんの他、真田広之さんも出演していますが、前記の通りスター俳優不在でこのメンバーの中だと何なら真田さんが一番有名まである。
アクション畑出身だけあって還暦間近(撮影時)とは思えないキレッキレの殺陣を披露しているし役柄的にも一番美味しいところを持って行くので裏主人公といっても過言ではない。
「Fatality」と呼ばれるスプラッターな勝利演出に、時代錯誤なまでの単純明快なストーリーなど、「今風のアップデートなんて知った事か!!」ってなくらい原作に忠実に映像化している事はゲーム未プレイでもそれとなく伝わってくる。
あらゆる面で2021年の映画とは思えないのだけど、それでも評価が高いのは原作ファンが納得できるものだったからなのでしょうね。
(思い入れの無い人間には80~90年代のザ・B級映画のリバイバルにしか観えないけど…)