『バイオハサード』を私物化し嫁(ミラ・ジョヴォヴィッチ)のプロモーションムービーにした公私混同監督ポール・W・S・アンダーソンが再びカプコンの人気タイトルを同じスタイルで実写化するも、よりにもよって稼ぎ頭の中国(人)と、原作ゲームを生み出した日本(人)を小馬鹿にするスラングを使い、世界中から反感を買い爆死した『モンスターハンター』がアマプラに加わったので鑑賞。
国連の治安維持部隊が謎の嵐に巻き込まれ『モンハン』の世界に飛ばされ、そこで「ひと狩いっとく?」するのだが、奥さんを格好良く見せる事にしか興味のない旦那は早々にその他の登場人物を「邪魔だ!!」と言わんばかりにモンスターの餌食にするもんだから開いた口が塞がらない。
そっからはミラ・ジョヴォヴィッチがトニー・ジャー演じる現地のハンターと一緒に行動し、ちょろっと修行したらベテラン勢を差し置いて一騎当千するという『バイオハザード』で見た景色。
原作ゲームはシリーズ通して一度もプレイしていない(厳密には『MGS PW』内のコラボミッションだけ遊んだ)のでそこに関する批評はできないが、映画単体として観ても展開に何の捻りも無く騒がしいだけのアクションが延々と続くアトラクションでしかない。
原始人過ぎるトニー・ジャーに対し、強くて美人で賢く不死身なミラ・ジョヴォヴィッチという構図は「白人の救世主」映画と批判されても仕方ないが、それ以上に人気IPを性懲りも無く嫁自慢の道具に私的利用した厚顔無恥な監督が私は赦せなかった。
そんなもんYouTubeに個人チャンネルでも立ち上げてやれ!!。
