日本ではネトフリ映画扱いだった、中の人なのにデップーに処されたライアン・レイノルズと、「マザーファッカー」の名手サミュエル・L・ジャクソンが珍道中を繰り広げた『ヒットマンズ・ボディガード』の続編がアマプラに加わったので観る。
野郎2人に紅一点の詐欺師が加わって『レッド・ノーティス』感増し増しだが、コンビがトリオになってパワーアップしたというよりただ単に五月蠅くなり人命軽視っぷりに拍車が掛かっただけで個人的にはもの凄く微妙…。
脇役にフランク・グロリが居たり、ヒットしなかった方の実写映画版バイオハザードのウェスカー(トム・ホッパー)が出てたり、サプライズでモーガン・フリーマンが出演していたりと謎に豪華なのだが扱いは一様に雑で、何より『デスペラード』のアントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックの再共演という美味し過ぎる映画ネタがあるにも拘わらず、ライアン・レイノルズがその事を全く弄らなかったことにも心底驚かされた。
単発のおバカ映画として割り切れば楽しいが、監督含めスタッフは続投しているのにアクションムービーとしてもバディムービーとしても前作に見劣りしていて残念でした。