ワニ映画の『クロール』がスマッシュヒットを記録したアレクサンドル・アジャ監督がネトフリでこしらえた『オキシジェン』を鑑賞。
コールドスリープ装置の中で目覚めた女性がそこからの脱出を試みると言う、ライアン・レイノルズ主演の『[リミット]』のSF版といった様相のこの作品。
言わずもがな全編ほぼ寝返りをうてる程度の狭いポットの中で展開する為、閉所恐怖症の人にはかなり辛い。
(ついでに言うと先端恐怖症の人も注意した方が良い)
Siri的なおしゃべり万能コンピューターが居て、それの使い方なんかを含め前記の『[リミット]』と差別化されているのだが、丁寧過ぎる伏線もあって割りと早い段階で察しがついてしまう「あるある」なオチはややパンチ不足。
しかし文字通り独り舞台のメラニー・ロランの演技力や、閉鎖空間の魅せ方など監督の演出力も相まって最後まで退屈せず楽しむ事ができる作品でした。
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