いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『名探偵ピカチュウ』(2019年) -★★★☆☆-

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空気を読まない酷い編集や点滅シーンの明度下げ、アスペクト比の引き伸ばしなど地上波で放送される映画はガッカリするので観ないスタンスなのだが、金ローで未見の『名探偵ピカチュウ』が放送されたので鑑賞。

当方『ポケモン』は「赤」「緑」「青」「ピカチュウ」の1st世代止まり(『ポケモンコロシアム』や『ポケモンスナップ』はやり込んだ)で、映画の元となった派生作品の『名探偵ピカチュウ』は未プレイなのですが、随所に散りばめられた小ネタや、原作を割と順守したポケモンのビジュアル(一部生々しいけど)など懐かしみながら観れました。

映画自体は「お子様向け」かつ「探偵要素とは?」って感じで、凄いアクションとか、思わぬどんでん返しとか、深いメッセージ性などは無いのだけれど、こういう作品は最低限原作のイメージを損なわずアトラクション的に観客を楽しませればそれで良いので及第点。

ただ市村正親さんに続いて大御所ビル・ナイが宛がわれたミュウツーは良いとして、『ギャレゴジ』以上に役立たずな渡辺謙さんは何の為に出演したか謎でした(苦笑)。

あとライアン・(デッドプール)・レイノルズがピカチュウ役というのが本作の一番の「オモシロ」ポイントだった訳ですが、それ以上に主人公の友人役で初っ端ドーピンダー(カラン・ソーニ)が出演していてテレビの前で大爆笑。
こんなん『デッドプール3』で「俺ちゃんにくっ付いてポケモンに出たからってカワイ子ちゃんとヤれると思うなよ!」とかタクシー内で弄り倒される未来しか見えないww。

ちなみに英語音声でもノーマルピカチュウの声はちゃんと大谷育江さんで日本の声優さんへのリスペクトが半端ないのだが、肝心の日本語版吹き替え版はノンプロを使ってるもんだから恥ずかしいったりゃありゃしない。

まぁ西島秀俊さんは思いのほか上手かったけど、どうせならゲーム版で名探偵ピカチュウを演じた大川透さんか、ライアン・レイノルズの吹き替えに一番嵌る加瀬康之さんで観たかった…。