いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2021年秋アニメ新番あれこれ。

ソシャゲ発のバトルアニメや異世界転生ほか、伝説のアイドルがお亡くなりになっている作品に、日本が分断統治されているロボットアニメと、ネタ被りが極まった2021年ラストクールは一先ずこの辺り↓をチェックした私です。

『SELECTION PROJECT』『無職転生異世界行ったら本気だす~ 第2クール』『見える子ちゃん』『月とライカと吸血姫』『吸血鬼すぐ死ぬ』『海賊王女』『境界戦機』『takt op.Destiny』『古見さんは、コミュ症です。』『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』『サクガン』『最果てのパラディン』『ビルディバイド -#000000(コードブラック)』『ルパン三世 PART6』『先輩がうざい後輩の話』『鬼滅の刃 無限列車編』『逆転世界ノ電池少女』。

TBSの深夜アニメ枠が再放送でお茶を濁し、フジテレビもここ最近微妙な作品が続く中、今期24時台に放送枠を新設したテレ東が話題作を多数ラインナップし存在感を示して来たのが印象的。

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Production I.G×中澤一登監督の『B: The Beginning』チームの最新作『海賊王女』。
娼婦として買われた亡国の姫という導入部からシリアスな作品かと思いきや、むしろギャグテイスト満載のドタバタ劇に終始し「思っていたのと違った」第1話。

行動派なポンコツ姫様に、お付きの2人のキャラなど、むしろ『明日のナージャ』味を感じたのは私だけか?。
そして2話まで観て確信したのですが本作のヒロインは姫様じゃなく雪丸ですわww。

中澤一登さんてスタイリッシュな絵柄や監督した短編『comedy』や『キル・ビル』のアニメパートの印象も相まってダークなイメージが強かったけど、最近はエンタメ志向の作品を手掛ける事が多く、『B: The Beginning』も最終的にアメコミ風味のヒーロー物になったし、本作も王道な冒険活劇になりそうな予感。

 

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放送前から感じていた通りビジュアルは『ビルドダイバーズ』で設定は『コードギアス』だった『境界戦機』。
この時代にあえて手描きメカに挑戦する意気込みは買いたいけど、虐げられていると言う割に前記の『コードギアス』ほどハードさが無く、唐突にシリアスブレイカーなマスコットAIをぶっ込むなど、心の置き所に困ったというのが率直な感想。
(この内容なら夕方放送でも良かったのではないか?)

ロボットアニメとして観ても、工業デザインを意識したという主役機や戦闘シーンに然程魅力を感じず、キャラデザも地味で果たして人気が出るだろうか?。

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原作は随分前から話題になっていた『古見さんは、コミュ症です。』は映像の美しさ、演出の巧みさ、OPの完成度の高さで、今期一番好きかもしれない。

何気にメインスタッフがレジェンド級で、どこか古めかしい登場人物のデザインとか、ナレーションに日高のり子さんを持ってくる確信犯っぷりとか、連載誌繋がりで出て来るコナンの犯人とか、1話の掴みはこれ以上ないと言っていいくらい完璧。

コメディ作品としてのテンポ感も素晴らしく、何より作画スタッフの愛が溢れまくった古見さんの一挙手一投足がめちゃくちゃ可愛くて可愛かったです最高(語彙力崩壊)。