近作は地雷が多いので評価の高い未見の過去作をチェックするキャンペーン。
今回は『ベイビー・ドライバー』で初めてちゃんと監督作を観たエドガー・ライトの代表作『ホット・ファズ』を鑑賞。
(調べたらCOVID-19禍の影響で現在一部の劇場で上映されてるのね)
前々から評判は聞き及んでいたもののジャンル的にスルーしていたのですが、なるほどこれは面白い。
今となってはイーサン・ハントのお友達として有名なサイモン・ペッグ演じる有能なんだけど融通が利かず同僚から煙たがられ田舎に左遷された警察官が、一見のどかな町に隠された驚愕の事実を知るという、コメディかと思いきやスプラッター交じりのサスペンスで、若干ホラーな村八分のおっかなさを交えつつ、最後はスカッとアクションをかまし「爆発オチ」で締め括る、端役やカメオ出演者がやたらと豪華なごった煮映画。
『ベイビー・ドライバー』もそうだったけど監督の映画&音楽好きがいかんなく発揮され、出典元の映画を劇中で登場人物が堂々と鑑賞し、それをそのまま再現する辺り非オタにも解り易い作り。
さらに踏み込んで観れば「サングラス」と「咥え爪楊枝」と「二丁拳銃」の組み合わせがかなり『男たちの挽歌』で、「権利的に使えなくて『バットボーイズ2 バッド』で代用したのかな～」と、内幕を妄想しながら楽しむことが出来ました。
こうなると更に遡ってデビュー作の『ショーン・オブ・ザ・デッド』もチェックしたいんだけど、こっちはアマプラにもネトフリにも入って無いんだよなぁ…。
