転売屋の所為で直ぐに高騰するスチールブック仕様争奪戦に打ち勝ち『ザ・バットマン』のBDを無事入手した私です。
世界観が違ってもマルチバースで全部繋げてしまうマーベル映画と違い、良くも悪くも連続性が無いDC映画の旗艦タイトル「バットマンシリーズ」最新作(2022年7月現在)。
例によって過去作との繋がりは無く、雰囲気が近いトッド・フィリップス監督の『ジョーカー』とも関連性は無いのだが、予習復習を強いられないのが個人的にDC映画の強みだと思っている。
特典のキャラクターカードはリドラーからのメッセージ風封筒に入ってた。
スチールブックの柄はこんな感じ。
ディスクは本編BD(4K)と本編BDと特典BDの3枚組。
公開時は字幕で観たので今回は満を持して櫻井孝宏さん(バットマン)vs石田彰さん(リドラー)という声優界の黒幕ボイス対決(笑)が楽しめる吹き替え版で鑑賞。
石田さんは外画だとすぐ殺されるモブキャラやってるイメージしかなく、こういう準主役のヴィランを演じるのは私が知る限り初だったけど、アニメじゃ聞かない抑えた感じの演技が新鮮かつ予想以上に嵌っていてめちゃくちゃ良かったです。
ちなみにサプライズで登場するジョーカーの吹き替えは内山昂輝くんで、これは続編での登場も見越したキャスティングだろうか?。
映画本編の感想は以前書いたけど、社会に見捨てられた者たちがネットを通じて繋がり不満や知識を共有し大規模テロを起こす流れとか『ジョーカー』みたいなカリスマが不要という点でより危険に感じるのは私だけか?。
リドラーが事を起こす切っ掛けが「復讐者」を名乗り暗躍するバットマンに感化されたというのも皮肉だったし、ジョーカーの存在を含め制作が決まった続編でどのような物語が展開するのか楽しみで仕方ない。
しかし本作で1つ、どうしても不要に感じるのがキャットウーマンとのロマンスで、作風的に「惹かれ合ってるなぁ~」くらいの匂わせで良いのに、いきなりキスとかしちゃって、この辺りはやはり欧米の感覚なんですかね?。