『ワイルド・スピード』の最新作が全世界でウルトラメガヒット中のヴィン・ディーゼル主演のアメコミ映画『ブラッドショット』がアマプラに上がったので鑑賞。
肉体を修復するナノマシンを注入されこの世に蘇った元軍人が妻を殺した連中に復讐を開始するんだけど実はその裏には組織の陰謀が隠されていた…というお話。
ハリウッドの3大アクション禿仲間であるジェイソン・ステイサムやドウェイン・ジョンソン同様、何をやっても何時ものヴィン・ディーゼルなんだけど、『リディック』や『トリプルX』、『ラスト・ウィッチ・ハンター』など微妙な作品が続いていただけに、今回は普通に楽しむ事ができました。
『攻殻機動隊』みたく主人公が作られた記憶に翻弄されたり、「『メッセージ』の脚本家が贈る~」などと煽っておきながら、哲学要素には目もくれず脳筋展開まっしぐら。
結局は勧善懲悪なアメコミストーリーに帰結するんだけど、赤と黒の2トーンで描かれる車列襲撃シーンや、『エリジウム』×『アリータ: バトル・エンジェル』なパワードスーツを纏った敵との戦いなどビジュアルセンスはなかなかのもので、愉快な黒人キャラや、クールで華のあるヒロインなど、B級映画としては十分すぎる出来栄えでした。
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