『ヨザクラカルテット』が完結しない内に、まさかの同誌内同時連載でスタートしたヤスダスズヒトさんの新作『ブーツレグ』第1巻をようやくGET。
単行本なのに300頁オーバーで同日発売の『ヨザクラカルテット』特装版26巻より僅かに厚みがあって草生えた。
物語は人類に仇なす「ハンドレッド」と呼ばれる怪存在と彼らに対抗する人類の組織「ブーツレグ」の戦いを軸に、両親と妹と左足を奪われた少年が特殊な力を宿した「靴」を武器に家族の敵討ちに挑む「ド直球の王道少年バトル漫画」。
主人公の力の目覚めを描いた1st episode。
スピードスターな友人が出来る2nd episode。
秘密を抱えた鍛冶屋の少女と邂逅する3rd episode。
と話にスピード感があり、ボリューミーな第1巻もサクサク読めてしまい、とにかく楽しい!。
真に「魂」を宿した敵が「本物」で、「言魂」を込めた武器しか作れない人類が「海賊版」という関係性もニヤリとさせられるし、「靴」には所有者の個性に応じた「二つ名」があったり、自身の仇である相手にのみ「特効」が付与されるなど、少年漫画に+ゲーム要素が加えられていて面白い。
『ヨザクラカルテット』が長期化し登場人物や物語がゴチャゴチャしているので『ブーツレグ』は極力シンプルにテンポ良く進めてくれる事を期待します。
それにしてもヤスダスズヒトさんの描くお姉さんは相変わらずエロくて、特に「幼なじみ」で「ショートボブ」で「前髪ぱっつん」で「ナース」で「黒ニーソ」で「絶対領域」で「穿いてない」リリイはヤスダさんの趣味全開なんだけど「従姉妹が(日本に)住んでる」って、もしかして『ヨザクラカルテット』のじゅりさんの事だったりするのかね?。