去年の7月に人生初のクラウドファンディングでおっかなびっくり申し込んだピークデザイン待望のトラベル三脚 「TRAVEL TRIPOD」がようやく届きました。
国内での一般発売は春頃を予定しているとのことですが(暦の上ではもう春だけど)、一体お幾ら万円になる事やら…。
ちなみにキックスターター経由の私は55,909円でした。
外装のビニール袋に貼られたシールに謎の日本語。
今回の支援も都市別では東京がぶっちぎりだったらしいし、日本でのピークデザイン人気を受けてのものだろうか?。
ゴムバンドで蓋が脱落しないよう止められていたりパッケージからしてこだわりが凄い。
箱から取り出すと三脚ケースに入った状態でお目見え。
ファスナーが止水タイプだったりバラ買いしたら高そう。
当初12月発送だったのにズルズル延期し、昨日までネットのレビュー記事を指をくわえて見ていたので手元にある事が本当に感慨深い。
手持ちの魔改造されたベルボンの「UT-43Q」と比較するとこんな感じ。
格納時の長さはベルボンの方が足を180度回転させるのでコンパクトだが、太さはピークデザインが一回り細く隙間なく畳まれる構造に惚れ惚れする。
重量はカタログスペックで「UT-43Q」が1080g。「TRAVEL TRIPOD(カーボン)」が 1270g。
ただし前者の推奨積載量が2kgなのに対し、後者の耐荷重は9.1kgと実用面ではかなり差がある。
(無論、価格差も…)
足のロックはレバー式だがベルボンの回転させる方式は締め込みが甘いと意図せず縮まり何度か倒しそうになったのでこの方が確実で安心感がある。
足にはホルダーに入った折り畳み式の六角レンチを装備。
簡単に外れないと思うが紛失したらショックなので別々に持ち歩くのが無難か?。
雲台には水準器あり。
南京錠のマークがある部分を回転させロック解除。
解除した状態でレバーを押すとクイックシューが着脱できる仕組み。
純正クイックシュー用のガイドは取り外し可能。
そうすればアルカスイス相互の幅広い機材を直接載せる事ができる。
三脚座が対応している「300mm F4.0 IS PRO」も問題なく装着できたし、きちんとロックすれば微動だにしない。
ローレット加工されたダイヤル部分を回すと雲台が可動するのだが、球体を掴む三つの爪が干渉する為、自由雲台に比べ可動範囲が制限されるのが少し気になる。
普通に使う分には問題無いが縦位置にするとそれが顕著。
センターポール下部には三脚を安定させる重しを吊るすフックが付いており、この部分にスマホホルダーが内蔵されている。
こんなギミックを付けて強度的に大丈夫なのかと心配だったが、フックは側面を下に引きながら捻じらないと外れない仕組みの為、弾みで脱落する事はなさそう。
スマホホルダーはこんな風に使う。
しかし私を含めこの三脚を持ち歩く連中は十中八九ガチなカメラを携行している訳で、どんなシーンで必要になるかは謎。
センターポールは雲台部分にある六角ナットを緩める事で短く出来、そうすることでローポジションでの撮影にも対応。
ちなみにこの状態のままフックを付けられないかと試したがネジが邪魔で物理的に入らなかった。
センターポールは逆付け可能。
ただしこの状態に持っていくにも一度フックは外さなければいけないので、ちょっと面倒くさい。
三脚本体には別売りのアンカーを取り付ける為の穴が設けられており、そのままストラップを装着できて持ち運びに超便利。
同じことが三脚ケースでもできるけど私は剥き身で持ち出す予定なので、この形では恐らく使わない。
そんな訳で待望の 「TRAVEL TRIPOD」のザックリとした開封レビューでした。
実際の使用感は今度持ち出した後にでも書こうと思います。