中国から怪しい小包が届きました。
剥くと中から現れる黒いキューブの妖しさたるや…(汗)。
そこから取り出したるはBenroの3ウェイギアヘッド「GD3WH」。
代理店が販売する国内流通品だと3万以上するが、Amazonに出品されている中国からの配送品だと12.550円で入手できて、このカテゴリーでベストセラーになっている。
国産品があればそれにしたのだがスリックやベルボンなどの三脚メーカーはギア雲台を作っていないので、鉄板のマンフロットと迷った挙句、こちらにしました。「Benro」は中国のメーカーなんだけど、 フィルターの「NiSi」や「H&Y」同様、このカテゴリーで世界的に高い評価を得ていてバカに出来ません。
調べれば他にも安くて高性能な製品を作るメーカーが台頭しており、このままだと家電のように日本勢が駆逐されても可笑しくないかも?。
箱を開けると取説とレンチ、その下に雲台本体が収納されている。
雲台本体はこんな感じで自由雲台に比べ、やはり大柄。
使用感のレビューはYouTubeに大量に上がっており今更語ることも無いので、私はプレートの互換性を見て行く。
みんな大好きピークデザインの「スタンダードプレート」は小型だけどきちんとホールドしてくれました。
アルカスイス互換の溝が切ってあるOLYMPUSの三脚座もピッタリ。
唯一「ポラリエU」だけアルカスイス互換なのに(メーカー的には「薄型アタッチメントプレート規格に対応」だからか)最大限開いても嵌りませんでした。
導入の目的としては超望遠で特定の星を狙う際のストレス軽減で「自由雲台」だと締め込んでもそこから僅かにズレてしまうのだが「ギア雲台」であればダイヤルで上下左右回転角を細かく調整できるので、その便利さに感動する。
望遠レンズ込みだと耐荷重的に厳しいかもだけど「ポラリエU」にアタッチメントして早速撮影。
いつもの「オリオン大星雲」を狙って1枚。
デジタルテレコン併用の換算1200mmとあって「自由雲台」だとこのポジションに持ってくるまでストレスでどうにかなりそうになるのだが、容易に合わせる事が出来て時間がかなり短縮できました。
余計な力を掛けないで済むので極軸合わせした「ポラリエU」が動いてしまう事もないし、3万だとちょっと考えてしまうけど、1.2万でこの結果が得られるなら買って損無しです。