前々から噂になっていたNikonの新型フルサイズカメラ「Z6Ⅲ」が先程正式発表されました。
起死回生の傑作「Z9」から、それを凝縮した「Z8」。
レトロ路線の「Zfc」～「Zf」と立て続けにヒットさ驀進中のNikonの次の一手は心臓部であるセンサーを新型の「部分積層センサー」に更新し、見易いと評判のEVFを576万ドットに高精細化し明るさもアップするなど、今後のZシリーズのスタンダードになっていきそうな予感。
ボディデザインは上位機種譲りのマッシブなシルエットで個人的にはアンバランスだった旧型より好み。
4Kで2時間以上撮影できたり、背面液晶がバリアングルな辺り、予想以上に動画撮影を意識した機種になっていて、シネマカメラメーカーのREDを買収したこともあって今後手厚いファーム更新で同社の技術が載ってきたら面白そう。
ただ「Zf」の中身を「Z6」のサイズ感に納めて＋αの付加価値を加えたスチル機を望んでいた層は肩透かしで、円安諸々の影響があるとは言え直売で40万オーバーはミドルクラスとしても手が出し難いのも事実。
個人的には中身を「Zf」相当にして、背面液晶を「Z9」「Z8」のような4軸チルトモニターにした「Z5Ⅱ」が20万後半で登場すれば思わず手を出してしまいそうになるのだが、どうだろう?。
