いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

LUMIX「像面位相差AFはじめました」(ただしフルサイズで)

頑なにコントラストAFを貫く姿勢を批判され続けてきたPanasonicLUMIXが遂に

「像面位相差AFはじめました」

ということで今年最初の大型新製品「S5Ⅱ(X)」が正式発表されました。

噂に上がっていた「DJIと共同開発されたLiDARテクノロジーを使った新しいAFシステム」こそ実装されませんでしたが、新開発CMOSセンサーで遂に像面位相差AF対応へ。
口ではどう取り繕ってもm4/3ではなく、フルサイズへ最初に投入する辺りメーカーがどちらに重きを置いているかは誰の目にも明らか。

AF性能に関しては初号機とあって先行するトップメーカーほどではないという評価のようですが、意外とファーム更新は手厚いイメージなのでそれでどこまで追い上げられるかお手並み拝見。

あと同社のGH6を含め各メーカー動画特化機には背面液晶部に大型の冷却機構を搭載するのが通例でしたが、それをペンタ部に内蔵する事でサイズ感やデザイン性を損なわないよう工夫したのはミラーレス機(EVF)だからできる発想の転換で唸らされた。
他社でマネするところ絶対出てくるよね。

ブランド銘などの表記部を目立たなくした派生機「S5ⅡX」も大手では珍しく目を引く外観ですが、無印との中身の差は一部機能のみでわざわざ個別に出す必要があったのかという疑問は残る。
この程度の違いならこれまで通り有償アップグレードで良かったし、そのリソースをm4/3にも使ってやれよ…と思わずにはいられない。

他社の上位機種に比べれば性能・機能面で圧倒する部分はないまでも、価格が上がり続ける昨今、新型フルサイズ機がレンズキットで30万以下スタートは驚異的だし、LUMIXならではの大型キャッシュバックや豪華な予約特典などを駆使すれば実質的には更に安く入手できてインパクト大。

目ぼしい懸案事項はゴミ対策くらいだろうか?。
SSWF非搭載なら、他社がやってるシャッター幕を下ろすシールド機能くらい盛り込めば良かったのにねぇ…。