という訳で本日から配布開始の入場特典目当てに『シン・エヴァ』でサードインパクトしてきた私です。
言うてもう公開から2ヶ月以上経つので、どこも小さいスクリーンに格下げされていて、そこと時間と映画館のクオリティでいろいろ悩んだ結果、港北の「イオンシネマ」に足を運ぶ。
「TOHOシネマズ」や「109シネマズ」なんかは間引かず客を入れてるけど「イオンシネマ」は前後左右の間隔を開けて販売しているのが大きかった。
別に感染対策が不安だとかじゃなく直ぐ隣に人が居ると気が散るし、絶対泣くと分かってたんでね(苦笑)。
自転車で行ったのでチケットをカウンターに提示して駐輪券をGET。
サイトだと1作品鑑賞で3時間サービスとなっていたけど「上映時間が長いので6時間分にしときますね」というスタッフさんの粋な計らいに軽く感動。
あんまし新しい映画館じゃないし、スクリーンのグレードも高くないけど、3回目だからそこは気にしない。
画面全体を確認できるように後方の席で鑑賞したら、ゲンドウの独白時にシンジを抱えたユイの病室にマリが居る事にようやっと気付いた。
最後にシンジを迎えに行くなど新参者のマリが作品の中で担う役割の大きさに当初驚かされたのですが、ニュータイプのインタビューで鶴巻和哉さんが「エヴァの登場人物は全て庵野さんの分身だから、その物語を終わらせる為に他のスタッフが創作したマリ=他人の存在が必要だったのではないか」と分析していて「なるほどな」と思いました。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』なんかを観ると、安野モヨコさんの存在がかなりマリっぽくて、庵野さんを救った夫人が、そのままシンジを救うマリになったのかなぁ~と考えるとまた面白い。
しかしどの段階で「エヴァの呪縛」に掛かったのか、更に「ネオンジェネシス」の世界でシンジの首のDSSチョーカーをカヲルくんばりに外す能力など、いろいろ謎は残ったまま。
冬月の「イスカリオテのマリアくん」という意味深発言が比喩表現でないとすれば、ゼーレの様にあの時代から生きている存在という可能性もあるのだろうか?。
ちなみに、こちらが件の入場者特典のキャストサイン&メッセージ入り描き下ろしA4イラストカード。
片面は白プラグスーツのアヤナミレイ(仮称)で、もう一方は最初の入場者特典のアスカのイラストが復刻されています。
5月15日(土)からの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新規入場者プレゼント配布について https://t.co/AftxExmXvV
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2021年5月10日
休業中の劇場での配布は、営業再開後となります。
何卒、ご理解いただけますようお願い申し上げます。#シンエヴァ#シン・エヴァ pic.twitter.com/MI0Xxz71NG
恐らく私が映画館で『シン・エヴァ』を観るのはこれがラストになると思いますが、三度観ても「やっぱり不思議な作品だなぁ~」と感じます。
ぶっちゃけ観終わった時の高揚感と満足度で言えば『:破』の方が上なんだけど、『シン・エヴァ』は実験的なアプローチなど変化球過ぎて戸惑う場面は多々あれど、それ以上になんか惹き付けられるものがあるんですよね。
パンフレットやニュータイプのインタビューで一部のキャストやスタッフが、タイトルに付いた「反復記号」や「さよならはまた逢う為のおまじない」という台詞を引用して「終わった気がしない」「何れまたリスタートするのでは?」と語っていますが、それもまた「縁」の導き次第でしょうね。
(『旧劇場版』の時もまさか『新劇場版』をやるとは思わなかったし…)