いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2021年04月アニメ新番あれこれ。

取り敢えず観たのは『ゴジラS.P』『SSSS.DYNAZENON』『戦闘員、派遣します!』『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』『聖女の魔力は万能です』『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』『スーパーカブ』『ゾンビランドサガ リベンジ』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』『すばらしきこのせかい The Animation』『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』『86-エイティシックス-』『シャドーハウス』『イジらないで、長瀞さん』『美少年探偵団』『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』にネトフリ配信の『極主夫道』あたり。

酷過ぎて視聴途中で切った作品は計上していないけど1話目から質の低い作品が目立ち、こんな体たらくで「アニメ化」などとよく言えたものだと呆れるばかり。

ここ最近『鬼滅の刃』のメガヒットで景気の良い話が踊り、便乗したメディアは「日本のアニメは凄い!!」と持ち上げていますが、現場の待遇は一向に改善されず、終いには民族弾圧を続ける人権なんて無いに等しい国に「日本人なら中国人の3分の1で済む」(中国の方が作り手の給料が保障されている)などと言われるのだから世も末だ。

こういう状況もあって庵野さんは不動産で資金を確保したり「ヱヴァ新劇場版シリーズ」を自主制作方式でやって、ヒットしたら直接スタッフに還元できるようにしている訳だけど、これだけ世界中で支持されているにもかかわらず一体どこのだれが甘い蜜を吸ってるんですかね?。

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話を戻して国内では初のテレビシリーズとなる『ゴジラS.P』。
最初は「コレ虚淵ゴジラの前日譚では?」とか「主人公が銀さんにしか見えない」などと思っていたんだけど、蓋を開けてみればジェットジャガーの扱いとか、むしろレギオンでギャオス的なラドンとか、ワンダバとか、『シン・ゴジラ』に通じる怪獣が出現した時のSNSを含む人々のリアルな反応など普通に面白い。

ボンズとオレンジ共同制作なので映像クオリティは安定しているし、小説家の円城塔さんが手掛けた謎に満ちたストーリーも興味深く、地下に眠る骨とゴジラの関係性など今後どのように話を膨らませていくのか楽しみです。

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視聴前は「現実にある製品を用いたご当地アニメ」というなかなか地雷臭の強かった『スーパーカブ』ですが、めちゃくちゃ丁寧な日常描写や、登場人物の心情に寄り添った演出など、作り手の真摯な姿勢が見えて「質」という意味では今期上位に入る拘りを感じました。

初心者JKに「人を死なせてる」中古バイクを売り付けるおっちゃんとか、それを何の躊躇いもなく購入する主人公など終始ツッコミ不足なんだけど(苦笑)、自分の行動範囲が広がる喜び・はやる気持ちなど凄く共感できるし、空気感も内包する写実的な背景美術など雰囲気がとても良くて個人的にダークホースでした。

調べたら元請制作が『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』を手掛けた「スタジオKAI」で、このまま2作連続良作に仕上げてくれれば更に注目度が上がりそう。

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今期も割とある続編タイトルの中でも満を持して感の強い『ゾンビランドサガ リベンジ』。
前回あそこまで盛り上げておきながら、調子に乗ってデカいライブ会場押さえたら大爆死して借金生活まっしぐらという展開への謎の安心感。

知名度が全国区になったら佐賀舞台にできないじゃん」と心配していたのだけど、こういう形でまた佐賀で細々活動する理由を作るとは…。

腐ったさくら(ゾンビだけに)を幸太郎が鼓舞した1期終盤の展開を逆転させたフランシュシュ再始動な第1話。
なるほど確かにこれは「リベンジ」なんだけど、放置されたままの伏線とか伝説の山田たえの正体など、今度は綺麗に回収してくれるだろうか?。