いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2022年12月に終了したアニメあれこれ。

またしても最終回を落とした『異世界おじさん』と、報道特番の所為で1stシーズン最終話が来年にずれ込んだ『水星の魔女』など一部作品は残っているが待ってられないので纏める今期終了アニメあれこれ。

大混戦と言われた秋クールですが、それに比して良作も多かったなというのが率直な感想。

アニメの影響で原作のみならずギターも売れるなど、まさに「令和のけいおん」現象へ発展している『ぼっち・ざ・ろっく!』。
マンガでは表現できない「音楽(楽曲)」面による魅力アップもさることながら、情報が限られた4コマでは描き切れなかった部分をアニメで丁寧に拾っていくところなんかも『けいおん!』に通じるものを感じた文句無しのダークホース。

基本はぼっちちゃんの陰キャムーブを「某クソアニメ」よろしく「実写」や「CG」や「パロディネタ」で弄り倒すギャグライクな作風なんだけど、要所要所で青春バンド物としてめちゃくちゃ凝った作りをしており、LIVEシーンのカメラワークやカット割り、演奏時の目くばせといった細かな演出・描写は一見の価値あり。

作品に対する惜しみない愛とリスペクト精神に溢れており『着せ恋』や『明日ちゃんのセーラー服』『SPY×FAMILY』に続いて、改めてCloverWorksは原作の魅力を引き立てるのが巧い会社だなと再確認しました。

第2期制作求む!。

停滞するアニメ制作の現状を打破するという意味でも注目を集めた『チェンソーマン』。
古のオタクなもんで本放送→ニコ動のコメント付きで楽しんだのだが戦闘シーンの演出や配役が一部不評だったみたい?。

原作未読勢としては普通に楽しめたし、各話クリフハンガー方式で来たので最終回も良いところで終わって2期に続く海外ドラマパターンかと思ったら、サムライソードのキンタマ蹴りという最低の弔い(笑)をもって話が一段落して逆にビックリ。

魅力的なキャラが呆気なく退場したかと思えば意外な人物が強キャラとして生き残るなど予測不能な展開と、何よりデンジの痛快な言動がいちいち爽快で、お頭の弱いパワーちゃんとのコンビも大好きでした。

告知は無かったけど順当に2期に向けて動いてるだろうね。

終始困惑したので1話で切ろうと思った『アキバ冥途戦争』だけど「何か起こるのでは?」と一縷の望みを託して最後まで観て見たけど、最初の印象のまま最終回まで行って別の意味で驚かされた。

北海道の某市が「アニメの所為でイメージが悪くなった~」とグダグダ言ってたけど、これを観ていると「それは千代田区(秋葉原)のセリフだろ?」と思わずには居られない(苦笑)。

チェンソーマン』もメインキャラがどんどん死んで凄かったけど、本作も負けず劣らず人命が軽いのなんの…。
マジでメイド版『仁義なき戦い』で、それならそれで『ブラックラグーン』(のロベルタ)みたくフィクション然としたぶっ飛んだアクションとかあれば良いのに、ビジュアルを除けば基本ドスとチャカによるタマの取り合いと妙にリアルな為、気持ちの置きどころが最後まで分からなかったし、ここまでニッチなネタを1クールとは言えやったのは良い意味でも悪い意味でも正気の沙汰とは思えませんでした(汗)。

たまたま放送時期が被っただけと思いますが、『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』と『ヤマノススメ Next Summit』でダブルキャラクターデザインを務めた松尾祐輔さんの活躍も今期の印象的なところの1つ。

前者はタイトル通り女子高生たちがDIYする日常学園物でライバルが強力過ぎて埋もれ気味だけどトレンドを押さえた作風で普通に良作だったし、後者は相変わらずエピソード毎に作画など担当スタッフが自由にやっていて調べたら『ぼっち・ざ・ろっく!』の斎藤圭一郎監督も7話Aパートにコンテ・演出で参加していて驚かされた。

ヤマノススメ』の方は原作が続いてるけど、アニメはあおいの富士山登頂という大きな目標をクリアした事でシリーズ完結風の幕引きとなっていたが第5期は望み薄だろう?。