第15回 "私的" 勝手に声優アワード。

今週末に本家「声優アワード」の発表があるので、その前にアップする。
今回は十中八九『鬼滅の刃』勢が独占するだろうから意地でも他の役者さんを選ぼうと思ったんだけど、主演2人はそれを考慮しなくても活躍が目覚ましかった第15回 "私的" 勝手に声優アワード。
※極力過去に選出した声優さんは同じ賞で選ばないようにしてます。

■主演女優賞■

鬼頭明里

鬼頭ちゃんは『鬼滅の刃』の禰豆子だけど私的には『虚構推理』『トニカクカワイイ』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』『安達としまむら』で選出。
肉食系、ダウナー系、おっとり系、ストーカー系(笑)と、作品毎に違うタイプの役を演じており、アニメタイアップのほか1stアルバムをリリースするなど歌手活動でも飛躍の年になったように感じます。

■主演男優賞■

花江夏樹

主演男優は1つのタイトルで選ぶなら間違いなく『ID：INVADED』の津田健次郎さんで久し振りに声の演技で感情を揺さぶられる経験をしたのですが、総合的に見れば『ランウェイで笑って』『グレイプニル』『天晴爛漫!』『神様になった日』『泣きたい私は猫をかぶる』と主演作の圧倒的多さと、コロナ禍で増加したYouTuberの先駆者としての活動など「時代の寵児」となった花江くん以外考えられないでしょう。
『鬼滅の刃』のヒットと共にメディアに露出し声優という仕事がそこらのタレントが片手間にやれるものではない事を世間一般に知らしめてくれたという意味でも大いに讃えて頂きたいと思います。

■助演女優賞■

宮本侑芽

富田美憂

助演女優も多くて絞り込みに苦慮したのですが、個人的にはこの2人かなぁ～と。

宮本さんは出演本数はそれほど多くないのですが『ID：INVADED』のカエルちゃん(飛鳥井木記)や、『イエスタデイをうたって』のハルなど、実写寄りのリアルな演技のほか、『群れなせ!シートン学園』の瞳のような正統派ヒロインまで行けるのに驚かされました。

富田ちゃんは某局で放送が打ち切られた『異種族レビュアーズ』など何故だか下ネタがエグイ作品に関わる印象が強いのですが、人気作『かぐや様』のミコちゃん、『デレステ』の砂塚あきらほか、個人名義で『無能なナナ』のOPタイアップを担当するなど耳にする機会が多かったです。

■助演男優賞■

榎木淳弥

小林親弘

榎木くんは2020年前半は多くの作品でキラリと光るサブキャラを演じ、後半はダブル主演で一気にブレイク。
特にメインを張る『呪術廻戦』はクオリティが高く世間一般の知名度も上がってきているので次の『声優アワード』では主演賞最有力候補。

小林さんはライフワークとなっている『ゴールデンカムイ』もそうですが、顔出しの役者さんから転身しただけあって『イエスタデイをうたって』のリアルな演技も凄く印象に残っており、良くも悪くも話題を攫った『サイバーパンク2077』の男主人公など、更なる飛躍に期待。

■新人女優賞■

楠木ともり

夏吉ゆうこ

若手女性声優さんはソシャゲ発の作品とかに十数人単位で出演するし、動画工房辺りも積極的に起用するので印象に残る人が多くて毎年大混戦(汗)。

楠木さんは『デカダンス』のナツメや『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のせつ菜なのですが、後者はライブでの圧倒的なパフォーマンスがアニメに落とし込まれるなど次代の歌姫としての活躍も期待。

夏吉さんは『ましゅまいれっしゅ!』の百合でドルオタなマシマヒメコが相変わらずキレッキレで『アサルトリリィ』『魔王学院の不適合者』『ギャルと恐竜』など主要キャラで耳にする機会が多かったので選出。

■新人男優賞■

熊谷健太郎

堀江瞬

女性向け作品を観ないので若手男性声優に関する知識が乏しく女性陣とは別の意味で毎年苦慮するのですが、今年は割とすんなりこの2人が浮かびました。

熊谷くんは厳密にはデビュー5年以内ではないのですが、活動が増えたのがここ数年かつ『IWGP』のマコトが大きかったので選出。

堀江くんは2期も決まっている『彼女、お借りします』の全く共感できないダメ主人公の童貞演技(笑)が素晴らしく印象に残りました。