いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『インフィニット 無限の記憶』(2021年) -★☆☆☆☆-

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パンデミックで劇場公開を断念し配信スルーとなった前世のスキルを保持する転生者たちが世界の命運を掛けて戦う中二病全開な『インフィニット 無限の記憶』がアマプラに追加されたので鑑賞。

監督がアントワン・フークアで、主演がマーク・ウォールバーグキウェテル・イジョフォーという、そこそこ期待できそうな布陣でありながら、出来上がったのは『マトリックス』と『ジャンパー』と『ウォンテッド』と『オールド・ガード』をミックスして貧乏な家のカルピスばりに希釈したような凡作。

どこかで聞いたような設定と既視感しかないアクションの連続で、世代を超えた輪廻転生の物語もドラマ的な盛り上がりや壮大さは皆無。
キャラクターも絵に描いたような善人と悪人しか居ないので演技もへったくれもありゃしない。

外国人特有の「サムライ」への憧れと、最強武器としての「ジャパニーズソード」信仰がこれでもかと炸裂する一方、ネットで検索すればある程度の情報は得られる時代にあって未だに中国と日本の区別が付かないポンコツっぷりなんかを含め前時代的な作品でした。