いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2020年秋終了アニメあれこれ。

COVID-19による仕切り直しが続出した一方、ここ数年増加傾向にあった「最終回を落とす作品」がゼロだった今クール。
チェックしていたのは『Lapis Re:LiGHTs』『うまよん』『放課後ていぼう日誌』『デカダンス』『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』『天晴爛漫!』『宇崎ちゃんは遊びたい!』『とある科学の超電磁砲T』『彼女、お借りします 』の10タイトル。

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魔法学院を舞台にアイドル要素を取り入れたメディアミックス企画という既視感しか無い内容ながら、キャラクターの個性や仲間との関係性を確り描けていて今期1番好きだった『Lapis Re:LiGHTs』

中盤までのドタバタ劇が本当に面白くて、薄い本が厚くなる「闇の(ボード)ゲーム回」「(ポンコツ)エミリアinお化け屋敷回」など楽しく観れた一方、最終回はゴチャゴチャしてお世辞にも纏まりが良いとは言えませんでした。

歌とバトルが交差するマクロスチックなAパートから、ニュータイプ的相互理解による和解シーンを経て、シンフォギアよろしく歌でボロボロになったお姉ちゃんを救う「私達の戦いはこれからよ!」な幕引きまで、単体で観れば悪く無いのですがその全てを1話に詰め込んでしまったのがよろしくない。

ソシャゲのサービス開始に向けキャラクターの魅力をアピールするという意味では十分すぎるくらい成功しているのですが、ぶっちゃけ、お城に忍び込むのに1話使うなら、その尺を最終回に持ってくるべきだったのではないだろうか?。

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完全オリジナルアニメーションという特性を生かした1話ラストのどんでん返しで話題を攫ったデカダンスですが、それ以降の展開はやはり既視感が強く、人類を管理する機械への反逆がマトリックスなら、ゴジラ巨神兵なガドル変異体を倒すのが道理を根性でねじ伏せる天元突破な熱血ロボットアニメ論だったりと、元ネタがいちいち頭を過り集中できませんでした。

戦闘シーンなど映像クオリティは申し分ないし、登場人物の成長物語も丁寧に描かれていて良かったのですが、ナツメとカブラギが険悪になったかと思えば次の瞬間にはアッサリ和解するなど1クール故のダイジェスト感が目立ち、これを2クール掛けてじっくり描けていればあるいは名作になっていたかもしれません。

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オリジナルタイトルで言えば終盤に掛けて迷走する事の多いP.A.WORKSの悪い癖が出た『天晴爛漫!』も大陸レースを題材していたはずなのに、悪役のギルが出て来てからは完全に西部劇にシフトして、その脱線っぷりに呆れてしまった。

私は『REDLINE』マッドマックス 怒りのデス・ロードのような外連味溢れるレース物になると思って期待していたのに、一体どうしてこうなった?。

そもそもギルが銃と謎の能力で物語を引っ掻き回すのが可笑しな話で、そこをドライビングテクにして最後の決着もレースで付けるとかにするのが筋じゃないのか?。

車以上にガンカタやサムライが活躍するなど「コレジャナイ感」という点では富豪刑事 Balance:UNLIMITED』と良い勝負ですわ…(;一_一)