いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『バード・ボックス』(2018年) -★★☆☆☆-

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当たり外れの激しいネトフリ作品にあって評判の良い『バード・ボックス』を鑑賞。
『ドント・ブリーズ』『クワイエット・プレイス』など「音を出したら即死」映画に続く「直視したら即死」映画。

キービジュアルの印象から親子のサバイバルを淡々と描く物語かと思いきや、大半がゾンビ映画のメソッドに則った作りでビックリ。

人が次々と自殺していく様はM・ナイト・シャマラン『ハプニング』を想起しますが、アレと同じくこちらもハッキリと原因が解明されないので、そういうのが嫌な人はストレスかも?。
でもまぁ特定の人間には無害でむしろ心酔してるところを見るに「魑魅魍魎の類」が原因という解釈で良いのだろう。

それはそれとして電波は早々に死ぬのに何故か水道や電力は安定供給される謎インフラとか、怪しい奴を拘束もせず招き入れる警戒心の低さなど、いろいろとザル過ぎやしないだろうか?。

サンドラ・ブロックの熱演もあって最後まで退屈しないし、タイトルとリンクする結末も象徴的で良かったんだけど、数年間に及ぶサバイバルを2時間に詰め込んだ所為でダイジェスト感が強く、最初は憎まれ口ばかり叩いていた主人公が急に人格者になったのも違和感しかありませんでした。

しかし本国では劇中の目隠しを真似する人間が続出して社会問題になったらしいが、そういう連中は映画の内容なんてこれっぽっちも「見て」ないんだろうね。

あと、とある場面にデヴィッド・ダストマルチャン(『ダークナイト』)が登場するんだけど、その所為で例の集団がアーカムアサイラムから逃げて来た風になっていて笑いました。
これ絶対狙ってキャスティングしたろww