いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2020年1月アニメ新番あれこれ。

前クールの作品でまだ最終回が放送されていないものが複数あるのに新番組は順当に出揃ってしまった今日この頃。
1話をチェックしたタイトルは『恋する小惑星』『ダーウィンズゲーム』『マギアレコード』『ID:INVADED』『へやキャン△』『群れなせ!シートン学園』『魔術師オーフェンはぐれ旅』『空挺ドラゴンズ』『プランダラ』『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』『ネコぱら』『SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!』『インフィニット・デンドログラム』『ソマリと森の神様』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『地縛少年花子くん』『とある科学の超電磁砲T』『理系が恋に落ちたので証明してみた。』『ランウェイで笑って』『虚構推理』の20本。

前期は「探偵or刑事物」が多かったけど今期は「獣っ娘」がトレンドで、「異世界転生」がひと段落し「VRMMO」にシフトしたような印象を受けます。

f:id:otaku4160:20200116230031j:plain

あおきえい(監督)×舞城王太郎(脚本)によるオリジナルアニメーション『ID:INVADED』は凶悪犯の精神世界に潜り込みその正体を探るSFミステリー。
映画好きとしてはターセム・シン監督の『ザ・セル』を想起したんだけど、小説が本業の舞城さんが脚本を手掛けているだけあって活字的なモノローグや言葉遊びが数多く散りばめられていて興味深い。
奇妙奇天烈な精神世界から唐突に幕を開け状況説明一切を無視して進んでいく構成は不親切と言えばそれまでだが、個人的に嫌いじゃないし、むしろ知的好奇心をくすぐられ強く興味を惹かれた。

掴みはバッチリなので後は同監督の『アルドノア・ゼロ』や『Re:CREATORS』みたく途中で失速せず最後までこの勢いを保ってくれる事を願う。

f:id:otaku4160:20200116233426j:plain

多忙な長井龍雪監督が続投し、本家の『禁書目録Ⅲ』や同じ外伝の『一方通行』の体たらくを吹き飛ばす安心と安定のクオリティだった『とある科学の超電磁砲T』。
原作のボリュームだとか登場人物の多さなどいろいろ事情はあるんだろうけど派生作品の方が明らかに気合が入ってるのはなんとも複雑な気分になりますね(汗)。

なんやかんや『超電磁砲』のアニメも久し振りなので第1話はオールスターキャスト(上条さんはOPにしかいなかったけど)による、おさらいエピソードといった感じで、古参だったり新顔だったり亡くなったキャラだったりが入り乱れ、最後はお約束のレールガンで締め!。

今回は原作にもあった「大覇星祭」がメインエピソードになるようで、あらゆる面でお祭り騒ぎになることを期待しております。

f:id:otaku4160:20200117000753j:plain

原作付きで面白いタイトルはチラホラありましたが個人的に次回への引きを含め一番完成度が高く感じたのは『虚構推理』。
小説が原作との事でやはり語りで魅せるタイプの作品ですが、登場人物の目配せなど細かな芝居も丁寧に描かれていて単純にアニメーションとしてよく出来ていました。

ラノベではないらしいのですが義眼義足の妖と友達なストーカー系主人公・岩永琴子は属性過多で愛らしく、毎回着ている服が変わるなどスタッフの拘りも半端ない。
(アニメで衣装変えるって想像以上に大変なのよね)

1話はタイトルにある「推理」要素がほぼゼロで、むしろ伝奇的なドロドロした要素に持っていかれましたが、琴子が想いを寄せる青年・桜川九郎の秘密など引きが見事で新番組の中で特に次回が気になる作品でした。