いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『PSYCHO-PASS 3』Episode.6. 「カエサルの金貨」

f:id:otaku4160:20191024192311j:plain

作画もそうだけど脚本に関してもどんどん雑になってる気がする『psycho-pass3』第6話。

そもそも今回の潜入捜査。
いち信者として潜入するならまだしも、実在する人物の、しかも教団幹部の顔見知りに化けるとか、そんなんバレるに決まってるじゃんね。
フェイス/オフ』のケイジとトラボルタくらい互いを知り尽くしてるとか、変装相手の素性や細かな癖なんかを入念にリサーチしたならまだしも「全身ホログラムは普通使わないから大丈夫」って、その自信はどっからきたんだよ…(;´Д`)
んなもん何かの拍子に体触れられたら終わりだし、昔話の1つでも切り出されたら即アウトじゃん。

しかも頼みの綱であるホログラムもバッテリーが少ないからとOFFにして、目立ちまくるスーツ姿で施設内をうろついて、監視カメラで見られるとかそういう心配はないわけ?。
せめて信者の服着て変装するべきだし、それ以前にあれだけ精巧なホログラムが作れるならその技術を応用してどうして光学迷彩を実用化しないのか理解に苦しむ。

「ビフロストはシビュラと対等」と豪語する少佐…じゃなくて裁園寺莢子とまさかの親子関係だったトーリ・S・アッシェンバッハは「リアクションで偽物と分かった」とか言ってたけど、ケイと如月のうっかりミスはそれ以前の問題だよ…(;一_一)

つうか今回みたいな時こそ、常守がシーアン(劇場版)で監禁された時に使ったドローンを活用するべきだったんじゃないの?。
アレなら危険を冒さずに施設内部を調査できたっしょ?。

事件の裏に隠されmade in Japanな武器製造の事実や、自爆テロの本当の狙い、死んだと思われた久利須=矜治・オブライエンが生きていたとか、いろいろ糸口が見えて来たけど、死を偽装するために腕を切り落としましたって、ビル一棟吹き飛ばした訳じゃないんだから、あの規模の爆発なら肉片とかそういう残留物で偽装かどうか判断できたのではないか?。
少なくとも『CSI:科学捜査班』ならそれくらいやりそうだし、何よりこの作品今から100年後が舞台ですよ?。

不穏な空気が流れまくったエピソードでしたが入江とアラタのコンビは相変わらずで、武器屋の兄ちゃんをビビらせた「昨日も4人は殺しちまったぜぇ(グヘヘ)」は笑った。

爆弾を抱えた相手にもドミネーターを使う事を躊躇うアラタを守るため執行を強行したり、単身メンタルトレースを行おうとする彼を引き留めるなど、入江はめっちゃ気に掛けてくれてますね。
(その割に危険なメンタルトレースに同行しなかったのは謎だけど)

霜月も霜月でアラタに常守の姿を重ね優しい言葉を掛けたり、ケイと如月の救出に向け犬猿の仲である行動課に根回しするなど、良い上司と部下に恵まれて羨ましい限りです。

ラストはケイの奥さんにまで教団の魔の手が迫り、常守のおばあちゃんの一件が脳裏を過ぎったのは私だけではないはず。
ケイの口を割らせる為に連れ去ったんだろうけど、外務省 (行動課)のスパイの事は知らないし、はてさてどうなることやら…。