いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

小島秀夫監督の「繋がり」によって作られた「繋がり」をテーマにした『デス・ストランディング』が楽しみ過ぎる。

f:id:otaku4160:20190916004354j:plain

TGSでの全ステージをリアルタイムorアーカイブ視聴して感じたのは小島秀夫監督の人望の厚さであり、これほど有能なクリエイターを追い出したコナミは本当に救いようが無いと改めて思った私です。

一部では小島監督が『MGSⅤ』の制作に金を掛け過ぎたとコナミを擁護する声もありましたが、そんな人がゼロからリスタートし数年でこれだけの規模の作品を創り出せるでしょうか?。

四畳半の仮事務所、新会社としての実績はゼロからの再始動であるにも関わらず、大手銀行のお偉いさんが「小島監督なら!」と融資をしてくれたり、ビルのオーナーが「ファンだから喜んで!」と品川のビルにスタジオを開かせてくれたといった逸話を聞いて私は目頭が熱くなりました。

ノーマン・リーダスマッツ・ミケルセンといった世界的に有名な俳優陣の起用もそうですし、ゲームにカメオ出演している三浦大知さんや楽曲を提供した星野源さん、大塚明夫さんや井上喜久子さんといった常連声優陣の参加など、その全てが小島監督の人徳の為せる業であり、新川洋司さんなどの旧コジプロ開発メンバーの再結集、親交のあるカイル・クーパーの友情タイトルデザインなど、幾ら高いギャラを払ってオファーしてもこれだけの才能は集められないでしょう。 

謎だったゲームシステムはビジネスデイに披露されたプレイデモでかなり掴むことが出来ました。
言ってしまえば「オープンワールドで目的地まで荷物を運ぶ究極の作業ゲー」って感じ?。
自ら道を開拓し、そのデータを共有し世界中のプレイヤーと「繋がる」という全く新しいゲーム体験。
どこかの誰かに手を貸すと同時に自分も助けられるというのは、小島監督の今回の実体験が大きく反映されているのは明らかですし、他人を攻撃する心の狭い人間ばかり増えた今の時代においてこのシステムはより深い意味を持つような気がします。

自由度の高さや実在企業とのタイアップの多さにも驚きましたが『ライド with ノーマン・リーダス』のダイレクトマーケティングには大爆笑。
いっその事『ウォーキング・デッド』のダリルの衣装とかも追加コンテンツで配信しちゃえばいいのにね?。

フィールドパートから一転しプライベートルームでは完全にノーマン・リーダス観察ゲーム。
シャワーを覗き、排泄物から武器を生成し、虫を食わせ、ゲッツさせ、酒を飲ませる。
全て本人が小島監督とアイデアを出し合いながらモーションキャプチャーしたというのだから、
これだけでファンは買う価値ありでしょ!!。

尿意を催したら大自然の中で立ちションをし自生するキノコに掛けて成長させたり、盗賊相手に『怒りのデスロード』をやったかと思えば、見つけた温泉に浸かって「いい湯だな」を歌う、荷物と赤子(BB)を抱えながら分断したアメリカを繋ぐ『デス・ストランディング』。
キャラクターのバックボーンやストーリーに関しては引き続き秘匿されていますが、プレイしたい気持ちが一気に高まりました!。

f:id:otaku4160:20190916003227j:plain

問題は現状コレクターズエディションどころかスペシャルエディションも転売屋の餌食で全滅している点で、TGSでの追加生産の発表を期待しましたが結局動きが無く、これには本当にガッカリ。
SIEIにはコナミとの違いを見せて欲しかったのですが所詮同じ穴の狢ということか…(;一_一)