いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

内藤泰弘「血界戦線 Back 2 Back ⑥ -Be quiet & Follow me.-」(集英社)

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今月初めに発売されていたのに今の今まで気付かなかった『血界戦線 Back 2 Back』第6巻を購入。
1話からこっち長らく空気だった音速猿ソニック回となる「ソニック スピード ディザスター」と、これまた初期から登場しているのに語られることのなかったパトリックとニーカの過去と出会いと関係性に触れる「Be quiet & Follow me.」の二篇を収録。

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ソニック以外の音速猿が登場し大活躍する前者は台詞ゼロのかなり尖がった構成となっているのだが、この回の敵キャラってライブラの事務所に殴り込んで全員ボコボコにしてる辺り血界の眷属なみに強かったのではないか?。
後者は映画好きの内藤さんだけに『レオン』辺りをイメージしたかもしれないオッサンと少女の相棒関係、そしてかつて愛し今も想い続ける女性への不器用な献身がハードボイルドに描かれる。
アニメ版では優遇されていたニーカの出番が原作でもようやく回ってきてめちゃくちゃ嬉しいのですが、パトリック絡みで見せる表情がいちいちヤンデレチックで恐ろしい(汗)。
それが独占欲なのかどうか分からんのだけど、だからと言って感情を露わにするでもなく自分を押し殺し溜め込んでいるように見えるので爆発したら手が付けられなくなりそうで怖いなぁ…。