いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『M3GAN/ミーガン 2.0』(2025年) -★★☆☆☆-

電ファミニコゲーマー on X: "AIドール少女のホラー続編『M3GAN 2.0』海外の予告映像が公開。あの「ミーガン」がなんと味方に https://t.co/QaXLa4IX9z 新たに開発されたAIドールが人間に反逆。狂ったロボットを止めるため、パワーアップしたボディで「ミーガン」が仲間 ...

キレッキレの踊る美少女ロボットが人間に襲い掛かるSF版『チャイルド・プレイ』な内容でスマッシュヒットを記録し、当然のように続編が制作されるも本国で大コケして日本では劇場公開自体がキャンセルされ配信直行となった『M3GAN/ミーガン 2.0』を観る。

スタッフ&キャストが漏れなく続投した正統続編であり、前作のクライマックスで『エイリアン2』をリスペクトした流れでもって今回は同じキャメロンの『ターミネーター2』を手本に悪役ロボットが主人公の味方になる展開をやってみたらお客さんにそっぽを向かれてユニバース計画がおじゃんになったとかならないとか?。

ホラーからアクションに鞍替えしたのが不味かったという声もあるが、私は脇役含め人間たちの見せ場を増やした所為でミーガンがミーガンとして思ったほど活躍せず存在感が薄れてしまったのが敗因なように感じる。

そもそもアクション映画としても木人椿で修行するティザームービーを超える突き抜けっぷりがなく、殺陣やカメラワークもリー・ワネルの『アップグレード』の二番煎じ。
米国人が嫌いなAI/ロボットを肯定する方向に話を持って行ったのも不味かったかもしれない。

謎のスティーヴン・セガール推しや、『メトロポリス』のアンドロイド(マリア)など作り手が映画通アピールをしてくる割に、ライバルロボットが魅力に乏しいなど力を入れる方向を絶妙に外しまくっていて失敗したのもさもありなんといった感じだが、ネタ映画として観る分にはまぁまぁ楽しい作品でした。