11月3日の公開まで2ヵ月を切ったタイミングで国産シリーズとしては『シン・ゴジラ』以来、7年ぶりとなる最新作『ゴジラ-1.0』の主要キャストと予告映像が公開されました。
以前公開された特報映像だけでは正直判断できなかったが、今回の予告を見ると本当に「GMKゴジラ」を超える「最恐のゴジラ」を目指していることがひしひしと伝わってくる。
引きの画とは言え逃げ惑う人々がガッツリ踏み潰されてるし、「その怪物は…赦しちゃくれない」のカットなんてJホラーのそれにしか見えない。
放射熱線?による爆発で群衆や街が消し飛ぶカットは原爆による都市破壊を意識しているように感じるし、神木くんが叫ぶシーンは「黒い雨」が降っているようにも見える。
『バービー』の宣伝担当の軽率な行動によって改めて原爆に対する日米の認識の差が浮き彫りになったことは記憶に新しいが、「ゴジラ」というエンターテインメントに乗せて日本人の思いを世界に発信してくれるのであれば、それは大変意義深いことだと思います。
9.4(月) 14:45
— 『ゴジラ-1.0』【2023年11月3日公開】 (@godzilla231103) 2023年9月2日
最新予告映像
YouTubeプレミア公開https://t.co/19vV9IdljL#11月3日公開#ゴジラマイナスワン#ゴジラ#Godzilla pic.twitter.com/TUJnlpkFPb
堅苦しい話を抜きにすればVFXのクオリティも大変気合が入っており、予告映像の予告となったの記録映像風のティザームービーや、軍艦の下をゴジラが泳いでいくシーン、海中から放射熱線で艦艇を破壊するカットに、粉塵の中で咆哮を上げる姿などレジェンダリー版GODZILLAっぽい描写もチラホラ。
極め付けは吉岡秀隆さん(『三丁目の夕日』繋がりの友情出演か?)のカットが完全にケン・ワタナベのそれで思わず笑ってしまった。
予告のBGMに関しては『シン・ゴジラ』っぽい雰囲気で日米のおいしいとこ取りで思わずニヤリ。
発表会見でやはり『シン・ゴジラ』は意識せざるを得なかったとの事で、どのように差別化されているか楽しみです。
キャストに関しては主演の2人が朝ドラと被っていると話題ですがキャスティングや撮影はゴジラの方が先とのことで偶然の一致らしい?。
そうじゃなくても神木くんと浜辺ちゃんは今現在引っ張りだこで既視感があるのだけど、不思議とゴリ押しとかそういう反感が少ないのよね。
今回の山崎監督は良い時の山崎監督になりそうで、過去の負債から身構えていたけどこれなら公開初日に安心して観に行けそうです。