いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

コトヤマ 「よふかしのうた (17)」(小学館)

新刊が発売されたのは知っていたが、なかなか買いに行く機会が無くて結局『血界戦線』に続いて電子書籍での購入にシフトした『よふかしのうた』その17。

修学旅行編最終回という事で、マヒルとキクの逃避行の結末は如何に?だったんだけど、いやまさかこうなるとは正直驚いている。

言うて少年マンガだし、これまで重い話でも最終的にギャグっぽく処理してきたし、幼馴染3人の再会はマヒルがキクを見送って帰ってくるフラグだと思ったのに、本当に愛に殉じるとは…。

最後の最後で幼少期、兄が死んで一番辛い時に壊れかけたマヒルの心を救ったのがキクの言葉だったというのがズルいというか「こんなんもう添い遂げるしか無いやん!!」と思うんだけど、なんやかんやキクの素姓とか割と「ふわっ」としたまま消えてしまいモヤモヤが残らないと言えばウソになる。

その辺り謎の高級寿司店パート(自腹取材の賜物)からのエピローグでアンコの父親との一件を残された血の記憶から辿ったり、そういう形で補完されていくのだろうか?。

大切な人を亡くした喪失感とそれでも変わらず過ぎていく日常の解像度がやたら高くて結構辛いんだけど、ナズナナズナでコウに対して感情の変化があったみたいで、この2人は幸せになれるのだろうか?。