いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

内藤泰弘「血界戦線 Back 2 Back (10) -災蠱競売篇/屍-」(集英社)

シリーズ最長エピソード「災蠱競売篇」が完結すると共に第2シーズンも幕引きとなった『血界戦線 Back 2 Back』。

米国の特殊超人部隊やら、キュリアス率いる怪人集団やら、堕落王やら、ネジ君やら、よくわからないロケットマンやら、いろいろ出てきたけど、最終的にはブラッドブリードのタイクーンブラザーズvsライブラの総力戦という何時もの構図に落ち着く。
(ただし表紙にいるギルベルトさんは前巻で負傷し合流できず)

生きたまま「カロプス人蠱」に入れられた100人の子供たち。
その犠牲に対し何とも思わないのか?と問い静かな怒りを爆発させるクラウスが最高にカッコイイのだが、レオの成長を描き明確なターニングポイントとなった無印版第10巻と比べ、4巻分の尺を使って有象無象の勢力がわちゃわちゃ入り乱れてごちゃごちゃやった割に物語としての進捗とか登場人物の関係性の変化なんかは皆無で疲労感だけが残ったというのが率直な感想…(;一_一)

血界戦線』は非日常の日常系だから仕方ないとはいえ、そろそろ『トライガン』みたいなエモーショナルなドラマも見たいので、10月から始まる3rdシーズンに期待しております。

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