いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

「Shiro SAGISU Music from “SHIN EVANGELION”」(キングレコード) [※本編ネタバレ含む]

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という訳で月曜封切という前代未聞の変則公開にも関わらず興行収入が初週だけで33億円を突破するシリーズ最大のスタートダッシュとなっている『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の音楽集が映画同様延期を経てようやく発売されました。

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『序』『Q』『シン・ゴジラ』の時と同じく「音楽集」は映画使用尺ではなくフルサイズでの収録となっており、宇多田ヒカルさんの主題歌「One Last Kiss」も入っていないので要注意。

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購入特典のシールを頂きました。

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初回プレスBOXに納められたCDケースのジャケットは例の浜辺。

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CD3枚組だけど本編の曲は2枚目までで、ディスク3は実質ボーナストラック集。
鷺巣詩郎さんの蘊蓄満載の濃厚ライナーノーツの書き出しにあるように「次回予告」が無い事で改めてこれが最後である事を実感する。

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曲目からして既にネタバレ(汗)。

ぶっちゃけ一番印象に残っているのはフラメンコ調のBGMで彩られたハイテンションなパリ市街地での戦闘シーン周りで、意外過ぎる演出で描かれた初号機vs第13号機戦の「voices in my head」など一部を除いて、終盤は情報量がエグ過ぎてあまり覚えていないというのが正直なところ。(早く2回目行かなきゃ!)

シン・ゴジラ』の「宇宙大戦争」で味を占めたかどうかはさておき、ヴンダーvs同型艦3隻との戦いに『惑星大戦争』の轟天号vs大魔艦の曲を持ってくる確信犯っぷりにスクリーンの前で笑ってしまったのは私だけではないはず。
古くを辿れば『ふしぎの海のナディア』の最終決戦もこれのオマージュと言えます。

そして「もろびとこぞりて」から、まさかの「VOYAGER ~ 日付のない墓標」(歌唱は林原めぐみさん!)はユーミンというよりタイアップだった『さよならジュピター』を意識しての事でしょう。
庵野監督作品の通例ですが副題を含め終盤は往年のSF作品へのオマージュ多し!。

本編がそうであったように過去のエヴァ楽曲のセルフリメイク的な物から「ここで来るか!」というタイミングで流れる「EM20」など、劇伴面でも集大成感がありました。

穏やかな第3村や福音を告げるクライマックス周りなど希望が感じられる曲目が多く「甘き死よ、来たれ」に代表される混沌とした『旧劇場版』と聴き比べてみるのも面白いかもしれません。

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本編ソフトを前に「新劇場版」の音楽集をコンプリート。
その内シリーズ全楽曲+αのCD-BOXとか出そうだけど、今はこれでいい…。

(早くシン・エヴァ2回目行かなきゃ!!)