いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

オリンパス、(案の定)映像事業ドナドナするってよ。

はい。大方の予想通りこうなりました。

別に万年赤字の部署を切り捨てるのは企業としては正しいと思うんです。

慈善事業じゃないですし、それで会社が潰れたら全ての社員が路頭に迷うわけですから。

問題は株主様の顔色だけ窺い、今現在使っているユーザーの心情を考えないこれまでの発言の数々であり、今回も

「よりコンパクトで筋肉質且つ機動的な組織構造とすべく映像事業を分社化し、JIPのもとで事業を展開することが、映像事業の自律的かつ持続的な成長を実現し、オリンパスの製品を愛好するお客様への価値提供と、そのために働く従業員にとって最適であると判断した」

「新会社はJIPの支援を得ることにより、オリンパスがこれまで培ってきた革新的な技術とユニークな商品開発力を活用し、OM-DやPEN、ZUIKOなどをはじめとしたブランドを継承する事業体として、お客様にとってより良い製品/サービスを提供するとともに、事業に携わられている役職員の方々にとってもより働き甲斐のある会社とすることを通じて、事業の持続的な成長を実現する」

と正直言い訳がましいというか、女々しいったりゃありゃしないというのが率直な感想。
終わるなら終わるでフォーサーズの時みたく自らの手でスパッと終わりにして、既存ユーザーを他マウントに送り出すのがせめてもの情けというか責任ではないのか?。

譲渡先の「日本産業パートナーズ」に関してはVAIOの受け入れ先であり、ブランドを独立させた後もSONYと繋がりを維持しつつ今は黒字まで持って行ったりしているので同じ事が今回も起きることを期待したいのですが、一定の需要が存在するPCと違いカメラは先細りの一途なので正直厳しそうな気がしますね。

実態がどうかは関係なく今回の報道で「オリンパスのカメラはオワコン」というイメージが付いてしまったし、少なくともヘビーユーザーはそういうところに投資するとは思えません。

ワンチャン物言う株主から解放された有能な技術者の皆様が溜まっていたアイデアを詰め込みまくって、バケモノみたいなカメラを作ってくれたら最高なのですが、はてさて…。

一先ず私は使用頻度の低いレンズや機材を整理し、それを元手に新しいマウントの開拓に動こうと思っております。
ただこういう事があると一番勢いのあるEマウント以外に手を出すのが怖くなるよなぁ…。
今はNikonですら先行き不透明だし、当初の予定ではフジフィルムが最有力なんだけどCOVID-19の影響もこれからより鮮明に現れるだろうしXマウントも大丈夫かなぁ…。