いまここにあるもの

カメラ・自転車・アニメ・映画好きのオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『ザ・アウトロー』(2018年) -★★★☆☆-

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邦題がトム・クルーズの『アウトロー(原題: Jack Reacher)』とどっ被りで如何に日本の映画会社の人間に語彙力が無いかが露呈したジェラルド・バトラー主演の『ザ・アウトロー(原題:Den of Thieves』がアマプラに来たので鑑賞。

ダークナイト』や『ダ・タウン』同様、マイケル・マンの『HEAT』に当てられたフォロワーの作品で、冒頭の現金輸送車襲撃シーンから露骨にオマージュを捧げていて笑わずにはいられない。

対凶悪犯罪のプロvs銀行強盗のプロという図式もそのまんまだが、パブロ・シュレイバー演じる元軍人の強盗団リーダーより、法の執行官であるジェラルド・バトラー演じる「あぶない刑事」の方がよっぽどヤバ奴なのは如何なものか?。

テメェの浮気がバレて娘を連れて家を出た奥さんを執拗に付け回し、彼女に協力する友人宅に乗り込んで脅しを掛けるとか『アウトレイジ』すぎるし、そういう描写を入れておきながら改心して家庭問題を解決するといった描写もないまま映画が終わるので、何の為に一連のシークエンスを入れたのか全くもって理解できない。

強盗団のリーダーもリーダーで嘘の情報を掴ませる為に自分の女と刑事をヤらせるなど「女性軽視ガ~」と五月蝿い昨今よくもまぁこういう脚本が通ったなと驚かされる。


『HEAT』に習って「映画史に残る~」と謳った銃撃戦もリアルで良く出来ているが、わざわざ傑作中の傑作を引き合いに出してハードルを上げるほどの物かと言われれば、そんな事もなく、そもそも映画の目玉シーンを公式で先に流してる時点でそこしか売りが無いのでは?と思われても仕方ない。

一応『オーシャンズシリーズ』的な捻った現金奪取シーンや、『ユージュアル・サスペクツ』的どんでん返しも用意されていて面白いのだが、変に女性を絡めた無駄シーンを入れるくらいなら、その分銃撃戦を増やして男汁増し増し120%にして欲しかったというのが率直な感想だ。