「HT-A9」導入から5日。
アニメ新番の本数がなかなかエグくて、きちんと観れたのは『ボヘミアン・ラプソディ』と並んでドルビーアトモス試用ソフトと化している『閃光のハサウェイ』くらいだったりする私です。
本作は公開初日、横浜のドルビーシネマまで赴き鑑賞したのですが、初見はどうしても「画」に注力してしまったので今回は「音」を意識してみる。
冒頭ハウンゼンがハイジャックされるシーンの乗客のざわめきもさることながら、ハサウェイの脳内に響く「やっちゃいなよ。そんな偽物なんか」は上下左右の空間全体から聞こえて来て、よりニュータイプになった感が味わえる(笑)。
頭上で戦闘が繰り広げられるダバオ襲撃シーンや、ファンネルミサイルが飛び交うクスィーVSペーネロペー戦など派手なシーンが取り上げられがちだけど、むしろ多数の人々が行き交う平時の市街地やマフティーの秘密ドッグなど地味なシーンの方が立体音響の恩恵を強く感じる事が出来た。
『ジョン・ウィック』は1作目からドルビーアトモスで収録。
取り敢えずアクションシーンをピックアップして観直したが、1作目の大音量で音楽が流れるクラブへのカチコミや、『チャプター2』のカタコンベでの銃撃戦の反響音、カメラワークに合わせて目まぐるしく音が移動する『パラベラム』のバイクチェイスなど実に面白い。
マイケル・ベイが真面目に取り組んだ『13時間』も戦闘シーンを抜粋して鑑賞。
戦争映画ならではの、遠方から聞こえてくる銃声、すぐ横をかすめ着弾する弾丸、爆発によって降り注ぐ破片などなど、臨場感が格段にアップし見違えました。
そんな訳で「HT-A9」導入によって得た「音の立体感」には満足している一方、「音の深み」に関しては先代の旧式サラウンドシステムに及ばないので、早くもサブウーファーの追加を画策中。