最終回が4月に食い込んだ『メタリックルージュ』でチェックしていた今期終了タイトルの視聴を完了した私です。
『メタリックルージュ』は『血界戦線』の主要スタッフ+出渕裕さんによるSFバディアクションなんだけど、クオリティは高いのにイマイチバズらない点を含め良くも悪くもボンズのオリジナルタイトルだったなと(苦笑)。
キャラも良いし、そこはかとない百合要素を含め、やりようによっては第二の『リコリコ』的な位置付けも夢じゃなかったと思うのだが…。
他に観ていた作品は一桁しかないけど、『勇気爆発バーンブレイバーン』と『魔法少女にあこがれて』がネタと肌色率とイカれっぷりで抜きん出ていて、ギャグ枠は『姫様“拷問”の時間です』、ラブコメ成分は『道産子ギャルはなまらめんこい』で摂取してた感じ。
んで総合点では私が語らずとも既に多くの難民を生み出している『葬送のフリーレン』がぶっちぎりで、画作りの派手さではなく丁寧な演出で魅せるスタイルは一昔前の京アニ的なアプローチで、それを丸山Pが抜けてガイナックスと同じ末路を辿るかに思われたマッドハウスがやってのけたというのがアニメファン的には感慨深い物がありました。
一時期に比べスタッフで作品を観なくなったのですが『ぼっち・ざ・ろっく!』に続いて原作物を見事に映像化しヒットさせた斎藤圭一郎監督の手腕は本物で、調べたら年齢も31歳と若く今後のアニメ業界を背負っていく逸材であることは間違いありません。
既に『葬送のフリーレン』の第2期を切望する声が聞こえてきますが、前記の『ぼっち・ざ・ろっく!』の総集編が某新世紀アニメよろしく「春ぼっち」「夏ぼっち」として連続公開されるので、そのままアニメ第2期発表→監督続投の流れになるかどうかが気になるところ。
これだけヒット作が続くと各所から引く手数多でしょうし、新しい事をやりたいor休みたいというご本人の意向もあるかもしれませんが、果たして?。