いまここにあるもの

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『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2021年) -☆☆☆☆☆-

原作よりポリコレ媚びを優先した結果、不死身のゾンビになれず即死したネトフリ版に対し、原作要素を数多く取り入れたにもかかわらず酷評された『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』がアマプラに加わったので鑑賞。

原作好きをこれでもかとアピールする監督が『バイオ1』と『バイオ2』の物語をマッシュアップし、人気キャラと共にあれやこれやと詰め込みまくった結果、山も谷も無い出来損ないのダイジェストのようになってしまったこの作品。

好き過ぎるが故なのか取捨選択の「捨」が全く出来ておらず、人物描写も「みんな知ってるよね?」と言わんばかりの手抜きっぷりで魅力もへったくれもありゃしない。
アクションも単調ならCGのクオリティも総じて低く、クライマックスの盛り上がらなさも本当に異常で眩暈がしてくるレベルでつまらない。

これを観るとシリーズ終盤は奥さん自慢に成り下がったポール・W・S・アンダーソン版がマシに思えてくるのだが、真面目な話、今実写化するなら『7』や『VILLAGE』を基準にした方がやり易いのに、そういう発想は無いのだろうか?。

例えばイーサン・ウィンターズの顔が見えないこと利用して、物語終盤で「主人公はイーサンでした」とネタばらしするような外伝的なストーリーにするとか、やるならそういうサプライズでファンを喜ばせてくれよと思わずにはいられない。

こうも爆死続きだと『バイオハザード』=オワコンとかいう風評被害を招きそうで心配なのだが、何時の日か『サイレントヒル』を見事に実写化したクリストフ・ガンズのような才能のある監督がきちんと再映像化してくれることを期待したい。