という訳で『君の名は。』で国民的アニメ監督となった新海誠さんの『天気の子』のBDが届きました。
Amazonのレビューでは発売前から高額パッケージに対する批判があったようですが、ソフトは作品を多角的に楽しむ為のものだと思っているので私はむしろ豪華であればあるほど満足ですし、廉価版が欲しければ待つのが普通なのではないか?。
4K盤だけ売ってくれという声も、そもそもまだ普及してないメディアですし、テレビやプレイヤーなど視聴環境整える金持ってだから、これくらい買えるやろ!と思ったり思わなかったり…。
パッケージのデザインは『君の名は。』の「コレクターズ・エディション」に準じていますが、厚みは少し薄くなりました。
内容物は「縮刷版台本」「108Pブックレット」「チラシ類」「描き下ろし線画クリアシール」「描き下ろし3面デジパック」。
デジパックの絵柄はこんな感じ。
2人の服がラストシーンのもので、雨が降り続ける世界に光が射しているのが象徴的。
ピクチャーレーベルはこんな感じ。
特典ディスクの部分は重なる構造で厚みが抑えられています。
ディスクを外すと本編シーンの線画があしらわれていました。
本編は公開時に観たのでメイキングを流しているのですが映像や音楽に対する拘りも凄いのですが、主演2人の作品に向き合う姿勢が素晴らしくて好感度爆上がり。
観ている時も普通に「上手いな~」と思いましたが、クライマックスの線路内を走るシーンで実際にスタジオの外を全力疾走して、その勢いのまま汗だくで収録していたり若さゆえのアプローチが見ていて微笑ましかった。
議論の的となった結末に関しては、コロナ後の世界だと世間の評価が微妙に変わりそうな予感。
「世界なんて、どうせもともと狂ってる」
帆高と陽菜は無責任で身勝手だという声もありますが、それを言ったらフィクションと言えど自己犠牲で全ての問題が綺麗サッパリ解決する映画も無責任で身勝手だと思うし、陽菜も救って天気も回復、2人は幸せになって「めでたしめでたし」じゃない喉の奥に小骨がつっかえたような幕引きは新海作品らしくて私は好きです。
しかし『言の葉の庭』から『君の名は。』、そして『天気の子』と世界観が共有されてきましたが、こうなると次回作に帆高や陽菜がカメオ出演するのは難しいかな?。