いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

これがE-M1 MarkⅢ?。せいぜいMarkⅡ+だろ?。

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タイトル通りオリンパスが同社のフラッグシップラインであるE-M1の三代目を正式発表したのですが、3年ぶりの、しかもカメラメーカー的には勝負の年であるオリンピックイヤーに出すモデルがコレかよ(;一_一)と多くのユーザーが落胆したに違いありません。


スペックはリークされていた通りでサプライズ無し。
「手持ちハイレゾ」「ライブND」「USB給電+充電」などE-M1Xの機能が多数追加された一方、「GPS/フィールドセンサー」「インテリジェント被写体認識AF」は非搭載なのはどういう了見か?。

百歩譲ってハードウェア的に無理だとしてもUHS-Ⅱを使えるのがまたしてもスロット1だけとか2年半前に出たG9PROはちゃんとダブルスロット共にUHS-Ⅱに対応してんだから出来ない訳ないでしょ?。
センサーも言わずもがなだし、据え置きのEVFだってE-M5 markⅢの後だからドット数が変わらなくても有機ELに変更されるかと思いきや液晶のままで開いた口が塞がらない。

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筐体もE-M1 MarkⅡの使い回しで「ifroボタン」をEVF脇に追いやり「マルチセレクター」に挿げ替え、モードダイヤルの刻印を変え、クソダサい↑「MarkⅢバッジ」を付けただけと来たもんだ。

つまりあの剥がれ易いグリップもそのままなら、SDカードスロットやバッテリー室の開閉ギミックも防水コンデジ並みのE-M1Xのノウハウは生かされていないという事で本当にガッカリ。
この内容ならワンチャン、ペンタックスK-1みたく追い金払って基盤やユニットを交換してMarkⅡをMarkⅢにグレードアップ!という対応を期待したけど、結局それも無し。

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外装を使い回したお陰でアクセサリを流用できるメリットはあるものの、縦位置グリップに関しては「マルチセレクター」が付いてないのでチグハグになりそうな予感。
ちなみにこの状態でUSB充電を行ってもグリップ内のバッテリーは充電されないそうな。

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でもまぁパーツを流用したお陰かマップカメラでボディ単体19.6万スタート+同時に開始されるキャンペーンで2万円分のギフトカード進呈と、同じくガッカリ仕様だったE-M5 MarkⅢが14.5万という高額スタートだった事を思えば随分と良心的だったのは唯一の評価ポイントかな?。

しかし手持ちのE-M1 MarkⅡから買い替えるかと聞かれれば私はそれだけの価値を見出せないし、むしろこのスペックなら防塵防滴を極めフィールドセンサーやAF面で優れるE-M1Xを追加した方が撮影範囲が確実に広がりそうな気がします。
マジでキャッシュバックキャンペーンとかやってくれんかね?。

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同時に出されたニュースリリースで「m4/3は多くのユーザーの支持を受けている!」と遠回しにドヤってますが、オリンパスは社長のネガティブ発言を含め真面目に映像事業部のリソースが減らされているとしか思えず今後に不安しかありません。
フラッグシップがこの内容では3年後のE-M1 MarkⅣまで絶対に持たないと思うので、サイクル的に2年後に出せそうなE-M1X MarkⅡに最後の希望を託します。

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あと公式サイトをチェックしていたら、ひっそりとMarkⅡのアップデートが来てました。
内容は新レンズ「12-45mm F4.0 PRO」への対応と、ようやくバリアングル展開時のアイセンサーOFF設定ができるようになった模様。
自由な角度で撮影できるのが売りのバリアングル液晶なのに、ローポジションとかでEVFに少しでも影が落ちると液晶画面がブラックアウトして本当にストレスしか無かったので、それがようやく解消されます。

しかし、この程度の利便性の向上が発売から3年。
後継機が出るまで放置されるとか本当にアホかと思います。

G9PROみたく動物AFを含む4回目の大型アップデートを期待したけどMarkⅢが発表された今となってはもう無理だろうな…。