ペンタ部に「OLYMPUS」とデカデカと刻印されているが製品名としては「OM SYSTEM OM-1」らしい、OLYMPUSから分社化されたOMデジタルソリューションズが放つ新たな旗艦機が正式発表されました。


曰く「開発哲学としての“OLYMPUS”とOM SYSTEMのダブルネーム」らしいのだが、映像事業以外も祖業を次々と切り捨てている初心を忘れた会社の名前を残す事に若干の女々しさを感じるのは私だけか?。
無論これまで「OLYMPUS」機を使ってきた身としては嬉しさはあるんだけど、だったら何でレンズは「OM SYSTEM」刻印に変更したんや!!、という話になってくる訳で…(;一_一)
フルスペックなどはリークされていたので機能面のサプライズに期待したが隠し玉は無く、心臓部のセンサーやエンジン、時代遅れのEVFが更新され、バッテリーも大容量化されるなど、ようやく正常進化してくれたというのが率直な感想。
ぶっちゃけこの中の一部分は「E-M1X」or「E-M1 MarkⅢ」の時に更新できなかったのか?と思ったり思わなかったり…。
リーク情報ではOMDS版アストロトレーサーらしき記述があったのですが、どうやらそれは「ナイトビューモード」(天の川も視認できるらしい)の事だったようで、「星空AF」と合わせて天体撮影をアピールしていくのかと思えば、暗所で瞳孔が開かないよう液晶表示を赤くするモードは未搭載と詰めの甘さを感じずにはいられない。
他社ユーザーに大不評なUIの刷新、被写体認識を含むAF精度の向上、処理速度の高速化(手持ちハイレゾの待ち時間が約半分になったらしい)など実際に使ってみないと進化を実感し難い部分が多いのですが、5年以上「E-M1 MarkⅡ」で我慢してきた身としては購入確定です。
それにしても公式の発表オンラインイベントより、桃井一至さんの個人チャンネルのインタビューの方が突っ込んだ話が聞けて面白いってどうなんすかねぇ…(;一_一)
今後のカメラにも「OLYMPUS」のロゴは残るのか?とか、一部機能を「E-M1X」や「E-M1 MarkⅢ」にアプデで対応できないか?とか、スマホみたく画像処理でボケを作らないのか?など、痒い所に手が届くユーザー目線の質問が多く必見です。