一年くらい前にUHF系アニメの間でCMが流れていて気になっていた『UNDER THE DOG Jumbled』のBDがポニーキャニオンのオフィシャル通販で買える事を知り発注した私です。
ついでに主題歌CDが付いたパンフレットもGETしたった。
本作はクラウドファンディング「Kickstarter」で資金を募り制作されたオリジナルアニメーションで、原作を『新サクラ大戦』が控える『428 〜封鎖された渋谷で〜』のイシイジロウさん。キャラクターデザインを『ブブキ・ブランキ』『GODZILA-怪獣惑星-』のコザキユースケさん。アニメパートの監督を『ストレンヂア』『天狼 Sirius the Jaeger』の安藤真裕さんが担当し、キャストも瀬戸麻沙美さんや大久保瑠美さん、内山昂輝くんと言った売れっ子が集められ普通に豪華。
作品は実写映像を用いたモノローグパート+アニメーションによる本編パートで構成されており、大まかなあらすじとしては家族や愛する人に爆弾を埋め込まれ汚れ仕事を請け負わされる美少女だらけの暗殺者集団の悲哀を描いたSF異能ガンアクション。
世界観や登場人物の能力などの説明はほぼ皆無で、陰鬱とした救いの無い展開は『GUNSLINGER GIRL』や『DARKER THAN BLACK』を彷彿とさせる。
短いのであれこれ考えるより安藤監督印のアクションを堪能するのが正解で、序盤は上記の『GUNSLINGER GIRL』、終盤は『攻殻機動隊』+『AKIRA』な感じでその点は劇場アニメ顔負けのクオリティに仕上がっており、さすが当時アニメ作品として最高額の資金を集めただけのことはあります。
一応、本作はエピソードゼロ的な位置付けで、購入したパンフレットでは今後の展開を匂わせていますが今のところ動きが無く、続編の構想は立ち消えになってしまったのだろうか?。
スタッフ的にもP.A.WORKS辺りで1クールくらいならやれそうだけど、やはりイシイジロウさんが『新サクラ大戦』に拘束されたのが大きいのかな?。