予てより制作中だった小島秀夫監督待望の最新作『DEATH STRANDING』のムービーやプレイシーンをふんだんに盛り込んだ10分近い最新トレイラーが公開されると共に本作の発売日が正式に発表され深夜にテンション爆上がりで眠気が吹き飛んだ私です。
改めて本作は映画好きとして知られる小島監督がハリウッドの売れっ子を集めてゲームというフィールドで映画を撮ったんだなぁ~と感慨深くなります。
よもやギレルモ・デル・トロに続いて『ドライヴ』『オンリー・ゴッド・フォーギブス』のニコラス・ウィンディング・レフンまで出演させるとは思わなんだ。
合衆国の存在や主人公が希望を運び世界の滅亡を阻止するという目的が提示されるなど、思ってたよりも現実と地続きな物語になりそうだなというのが率直な感想。
しかしSF的で洗練された部屋やガジェットが登場したり自然の中で『MGS』のようなステルスアクションを披露したかと思えば、幽霊のような存在と対峙し「BB(ブリッジ・ベイビー)」なる胎児を用いて「あの世と繋がり」生物の臓物が散乱する第一次世界大戦へトリップしTPSを繰り広げるなど、ジャンルやロケーションが目まぐるしく変化し混乱必至。
ゲームとしての面白さは全くもって未知数ですがグローバリゼーションによって格差是正や差別撤廃を謳いながら、文化や思想を否定する不寛容で排他的な均質化を押し進める現代社会を風刺するようなメッセージが随所に込められており、単純にどのような物語が展開するのかという興味が尽きません。
最後と言いながら最後じゃない某PRGシリーズなど近年は話題作ほど製作期間が延び発売が延期するのがデフォみたくなっているので、年内に間に合わせて来たのは本当にサプライズ。
(まぁこの後、延期する可能性もゼロではありませんが…)
ゲーム好きだけでなく、映画好きも一見の価値がありそうな『DEATH STRANDING』は2019年11月8日発売です!!。