別件で開けていた予定が先方の都合で飛んで「さてどうしたもんか…」と思っていたら丁度「『シン・仮面ライダー』大ヒット御礼舞台挨拶」が行われるとの事でライブビューイング上映で観てきた私です。
過去の『シン～』作品ほど勢いがないので前回の入場者特典が余ってるかと期待したら第4弾しか貰えなかった。
本編鑑賞は2回目ですが覚悟が出来ているぶん途惑いなく観れたし、初見時より物語に集中できて予想通り作品全体の印象がかなり良くなりました。
駆け足感はあるけど本郷猛と緑川ルリ子の信頼関係が深まっていく流れもきちんと描けてるし、2人の意志が一文字隼人に継承されるラストも「心スッキリ」で「イイね」。
初日の舞台挨拶は上映前でしたが、今回は上映後かつ公開から日が経っているので突っ込んだ話が聞けて満足度高し。
いきなり司会進行を庵野さんが単独で行う「ちゃぶ台返し」や、質問を俳優陣に「丸投げ」したのは例のドキュメンタリーを意識してだろうか？。
騒いでるのはアンチだけと信じたいがあの程度で「パワハラ」とか、私に言わせれば「お前ら古今東西、完璧主義と言われる監督の逸話知ってんの?」って感じだし、当事者が告発するならともかく無関係な連中が編集された切り抜き映像の印象だけで文句言うとかホント論外。
トークセッションでは俳優陣の撮影裏話などもありつつ、庵野さんが『シン・ゴジラ』をスルーした友人(どうやら幾原邦彦監督らしい)から『シン・仮面ライダー』には熱い感想メールが返ってきたという話に大爆笑。
そして森山未來さんから庵野さんの次回作について質問が及ぶと「30年ぶりに白紙の状態」との答えにどよめきが起こる。
企画段階を含めれば『シン・ゴジラ』『シン・エヴァ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』が同時並行だったし、松本人志さんとの対談でもしばらくは実写と言ってたので水面下で次の何かが動いていると確信していたので何もないというのは私も驚いた。
まぁここ数年働き詰めだったのでしばらくは奥さんと旅行するなど羽を伸ばして良いと思うのですが『シン・仮面ライダー』の続編に関しては「構想」と前置きしつつタイトルやあらすじを明かしたうえ、東映が許せば自分でやりたいといった旨の発言まで飛び出して、やる気満々。
以前『シン・ゴジラ』の舞台挨拶では同様の質問に対し「僕はやりません」と即答していたのに、ここまで乗り気なのも珍しい気がする。
前記の批判を含めいろいろ言われることが「正直辛い」と吐露する場面もありましたが、それでもなおこういう場に立ち、足を運んでくれたお客さんに感謝の気持ちを伝える庵野さんの姿に私は目頭が熱くなりました。
次回作も楽しみにしています!。
※ちなみに特典のIDタグはコウモリオーグでした。
